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BLマンガ
櫻狩り 上
3巻完結

櫻狩り 上

500pt/550円(税込)

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作品内容

其れは、大正九年。僕が、数えで十七の春だった。
僕を殺して呉れないか
時は大正九年。一高入学を目指して志高く上京した田神正崇(たがみまさたか)が奇しくも出逢ったのは、謎めいた美青年、俟爵家の御曹司・斎木蒼磨(さいきそうま)だった。その時から、正崇の運命が狂おしく迸りはじめる――!!愛憎入り乱れる、美しくも悲痛な大正浪漫幻想譚!!

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作品ラインナップ  全3巻完結

  • 櫻狩り 上

    500pt/550円(税込)

    其れは、大正九年。僕が、数えで十七の春だった。
    僕を殺して呉れないか
    時は大正九年。一高入学を目指して志高く上京した田神正崇(たがみまさたか)が奇しくも出逢ったのは、謎めいた美青年、俟爵家の御曹司・斎木蒼磨(さいきそうま)だった。その時から、正崇の運命が狂おしく迸りはじめる――!!愛憎入り乱れる、美しくも悲痛な大正浪漫幻想譚!!
  • 櫻狩り 中

    500pt/550円(税込)

    櫻子(さくらこ)の策略に嵌り、蒼磨(そうま)の懊悩に踏み入ってしまった正崇(まさたか)。無条件の信頼を自分に寄せていた正崇に特別な情愛を抱き始めていた蒼磨は、正崇の激しい拒絶に遭い、遂に彼を蹂躙してしまう。蒼磨の元から、そして斎木家からもなんとか逃げようとする正崇だが、境遇が、そして運命がそれを許さず――!?
  • 櫻狩り 下

    500pt/550円(税込)

    物語はいよいよ抜き差しならないところまで来てしまった。葛城に大怪我を負わされ、放心状態のままで蒼磨(そうま)のもとに戻った正崇(まさたか)。傷付いた正崇の姿を目にした蒼磨はある決意を胸に、葛城邸を向かう。一方蒼磨と本気で向き合う決心をした正崇は。櫻子(さくらこ)にかかわる重大な秘密を知ることになる……。衝撃のラストに向けて目の離せない展開が、新事実が、あなたを襲う……!!

レビュー

櫻狩りのレビュー

平均評価:4.6 134件のレビューをみる

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高評価レビュー

耽美・純愛・エロティック
渡瀬先生の新境地、といった所でしょうか。

この方といえばファンタジーやドタバタ色が強いイメージだったのでこの系統はお手並み拝見とばかりに購入しましたが、正直意外なほど面白かったです❗
この作者さん本当はこういうのが書きたかったのでは?と思ってしまうくらい、丁寧に耽美な世界観を描き切れていたと思います。



受験のため上京した田神正崇はひょんな事から侯爵家の令息・斉木蒼磨の家に書生として住み込み始めます。

謎めいた麗人・蒼磨を慕い彼にただ真っ直ぐ忠義を尽くす田神に、凍てついた心を持つ蒼磨も次第に惹かれてゆき2人の距離は縮まるかのように思われましたが・・・
蒼磨の周りでは不可解な事故や死が相次いで起こります。


自害した蒼磨の母、
蒼磨に亡き妾の面影を追い続ける父、
開かずの蔵に幽閉されている美少女・櫻子、
異常なまでに執着する書生・寺島、部下・吉野
蒼磨を“診察”に訪れる医者・葛城・・・・


蒼磨を取り囲む登場人物たちは彼を筆頭にみな暗く歪んでいて、

田神の登場により少しずつ世界の均衡が崩れはじめ
平穏だった田神少年の日常は次第に激しく狂ってゆきます。




耽美、同性愛、近親相姦、暴力、エロ、サディズム、サスペンス、そして悲しいまでの“純愛”。
あらゆる狂気が凝縮された、く残酷で甘美な物語です。




戦前独特の世界観と言葉遣いをベースにしており、また暴力、性描写もかなりあるので好みは大きく分かれますが
日本古来の暗くてエロティックな作風が好きな人は本当にハマると思います。


ただエロや暴力的なだけではなく、彼らがそうなるに至った背景や心情も細かく描かれており
ラブストーリーとしても完成度が高く、サスペンスとしても引き付ける展開で読み応えがありました。
ラブシーンの描写に至ってはとても官能的で、お見事でした❗



作中の蒼磨の田神への報われない愛の示し方がとても悲しくせつなくて、読んでいて思わず胸が詰まりました😢
ラストも悲しいですが私はありだと思います。



万人にお薦め❗という種類の作品ではありませんが、
私はこの作品、凄く好きです。
気になった方はまず一話購入を😃
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103件
2010年12月25日
憎しみの愛の果て
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと前から読みたいと思っていた作品。1/8まで1巻無料です。
1巻では止まらないだろうなと思っていたら、やっぱり全然止まらなかった。3巻一気読み。この作品…すごかった。
長く漫画を読んでいると、ごく稀に…魂と魂が触れ合うような、魂を重ね合わせるような性愛が描かれている作品に出会うことがある。
「囀る鳥は羽ばたかない」、「蟷螂の檻」――この作品もそうでした。

【以下、ネタバレが入っているかもしれません】
俟爵家の御曹司・斎木蒼磨は書生の田神正崇と出会い、激しい恋情を抱く。
蒼磨は正崇を求めるが、潔癖な彼は蒼磨の求めを汚れた肉欲だと拒否する。
正崇の態度に、蒼磨は愛されることがかなわぬなら、いっそ憎まれることを選ぶ。
蒼磨は正崇を支配し蹂躙し、その行為の後にただ惨めな虚しさだけが残っても…正崇を求めることを止められない。彼が好きだから。
でもそれにより正崇は更に激しく蒼磨を憎み、お互いがズタズタになるまで傷つけ合ってゆく――。
ここらへんは読んでいてかなり辛かった。
だけどその全く希望がなさそうな関係も、お互いをむき出しに晒し合うことによって、二人の間に変化が起こる。
求めれば求めるほどすれ違い、拒絶され、絶望の淵の先にあったのは…無私の愛でした。
最後お互いを求めあい、魂が溶け合うように体を重ねる二人の姿が、ただただ美しかった。

人間の愛憎を、生きる苦しみと悲しみと救済を、深く鋭く切り取った作品。
ダークでハードでヘビーです。万人向けの作品ではないかもしれません。
でも人間の或る愛の形として…いろんな人に広く読んでほしいなと思いました。
生きる意味が見いだせず、いつも死を望んでいた蒼磨が、最後に呟いた言葉が印象的だった。
本当に美しい作品。素晴らしかったです。
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8件
2023年1月7日
破壊と構築
実はこの作品とは紙媒体が、初めての出逢いでした。渡瀬さんは元々好きな漫画家さんで、表紙も、小説を思わせる豪華な装丁に惹かれ、読み始めましたが…


単なるBL、大正耽美と侮るなかれ、見事に打ちのめされました。


上巻の中盤までは、割りとサックリ読めますが、終盤~下巻中盤まで、とにかくグロい、何が?


絵的なものよりも、人間の醜さ…と言いきってしまうには余りに惨い


人間の感情が、至るところに引きずり出されて、くまなく描かれている様がですね。


話としては、大正の世界恐慌直後の日本


一高(今で言う、東大の前身)を目指し上京した少年・田上が、書生として居候することになった斎木家の嫡子・蒼磨と交流を持つうちに
彼に憧れを抱くようになるが、憧れの蒼磨は実は…


という、ありふれた内容と言えば、ありふれた内容ですが、所々にどんでん返しがあるから油断出来ません。


ラストについては、ハッピーエンドと見れるか、見れないかは、物語に読者がどう関わったかによって分かれるとは思いますが


私は、美しい終り方だったと思います。


蒼磨にとって、本当に田上…正祟は汚したくない聖域だったんじゃないかなぁと


恋愛という見方も出来れば、お互いがお互い血を流し、傷付き、痛みの中で、


正祟が蒼磨を


蒼磨が正祟を


お互いがお互いを産み直して、新しい『生命』、『明日』を与えたんだと、個人的には思います。

とにかく、これは見ない事には始まりませんので、是非ともお手に取ってください。


ただし、ちょっと(かなり)読者の根気を試される作品ですから、心に余裕がある時が良いと思います。


いい作品なんですけどね(*^_^*)


いいね
21件
2011年4月4日
入魂の芸術
もしも
私が作家や漫画家を
目指していたとしたら

この作品に出逢った事で
諦めたに違いありません。

……凄いです。

皆様のレビューも
とても参考になりました
m(_ _)m


讃辞に
漱石、太宰、横溝、
長野まゆみ氏の
御名前が挙がっていますが

江戸川乱歩を
お忘れでは?😃

↑少年探偵団の
明るい乱歩ではなく

陰獣、屋根裏、パノラマや

そして孤島の鬼の。


第二次世界大戦以前、
華族の豪奢なお屋敷

蔵、秘密、アルビノ、櫻。

日本人の昏い湿った感性に
訴えかけて来る舞台で

陰惨な事件が続いて行き、

そして
魂を振り絞るような
壮絶な恋。


表現の技術に心底
感嘆しました。

無駄なコマなど
ただの一つもありません。

読了後、また読み直すと
こんな所から既に伏線が!
と驚く事ばかりです。

人物の顔が
非常にシンプルな
装飾の少ない線で描かれ

なのに
躊躇い、憂い、傷心、愛…
ここまで感情を表すとは…
底知れない画力です。


極端に擬音を排除した
情交のシーンは
余りに淫靡で

エロティシズムって
こういう事を言うんだ!と
教えてくれました。

また全編に渡って
場面転換が非常に巧みで
稀代のストーリーテラーの
凝った映画のようで。

重い余韻を残す形で
終焉を迎える物語には

魂を抜かれました。


先に挙がった作家諸先生が
お好きな方、

あなたに読まれるのを
この作品が待っています。

いいね
15件
2012年10月24日
BLだと知らずに購入
元々BLに疎く、ブロマンス的な関係性は好きでしたが、BLに対しては割と抵抗感がありました。そんな私が数年前にこちらの作品をBL作品とは知らずに購入し、衝撃を受けました。
購入してから途中でエッ!?BLなの!?と驚いたのですが、大正という時代や陰翳りのある美形キャラなど、設定が好みど真ん中だったので読み進めました。結果、読んで本当によかったです。

まず単純にBL云々を差し置いても物語として非常に面白く、読み応えがありました。
もちろん男性同士の性描写(当時BL初心者だった私には結構ハードだった)も多くありましたが、メイン二人だけではなく登場人物全員が入念に作り込まれていて、それぞれが表面上のキャラクターではなくそこにちゃんと人生があります。皆さん仰っていますが、BLという枠組みに収まらず、幅広い人に読んでもらいたいヒューマンドラマです。
正直web広告などの影響でBL=エロ漫画とひどい思い込みで食わず嫌いしていた自分を恥じました。(櫻狩りを機にBLの面白さを知り、今はエロ特化BLも大好きです)
そして櫻狩りのおかげで、BLにせよ何にせよ一見順風満帆な執着系闇属性×唯一の救済となる圧倒的光属性 への性癖を拗らせました。
内容も描写も言い回しも美しく鬱屈としていて耽美という言葉がまさにぴったりです。

終わり方は読み手次第かもしれませんが、私は救いと取りました。BL作品に留まらず、これまで読んできた漫画の中でも特に大好きなラストシーンです。余韻がすごいです。
続編?番外編?があるとのことですが、電子でも発売して頂けたらな…と、定期的に読み返しながら切に願っています。
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2件
2022年5月25日

最新のレビュー

あとがき
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ あとがきの作者の自我が正直言って作品を台無しにしてます。まぁこれを描いたのが00年代なので周りの雰囲気やご本人の心持ち的にもしょうがないのかもしれないけど。本人はこう言ってほしいんでしょう「BLに収まる話ではない」と。蒼磨が最中に苦しんでいようがなんだろうが、レ〇プから関係が始まる00年代BLあるあるから始まるのはお笑い?ジャンルを下に見て描いてるのが透けて見えるし、あとがきもBLではないんです!と主張してるのがなぁ...ダラダラ言い訳してんのが胸糞悪いしBLジャンルで心に響く素敵なお話を描いている人達に失礼だと思いましたね。
いいね
1件
2025年2月2日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

人間の欲深さと愛
分析:まゆびー(シーモアスタッフ)
「ふしぎ遊戯」で大人気の、渡瀬悠宇先生の作品です!主人公の田神正宗は、予備校に通うため地元を離れ、東京にやってきました。恐慌の影響で置いてもらう家がなくなってしまった彼は、道中ひょんなことで手に入れた名刺を頼りに、華族の斎木蒼磨の屋敷を訪ねます。不審に思う蒼磨ですが、「生まれた意味を知るために、強く生きていける術を学びたい!」との正宗の必死の訴えに、少し興味を抱いて…。舞台は大正9年で、当時の町や人々の様子が独特な世界観で描かれています。愛の恐ろしさ、人間の脆さや醜さ、そして美しさを知り、色々考えさせられるお話です。シリアスものや人間の闇に触れる作品が好きな方にオススメです。

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