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シュトヘル 9

作品内容

西夏侵攻により勢いをつけた蒙古軍は
隣国・金国への攻勢を強め、
金軍首府防衛の要・居庸関に集結し始めていた。

蒙古の皇子・ナランによって
玉音同の半分と共に攫われたユルール。

シュトヘルは「人送り屋」の助けを借り
蒙金両軍の決戦の地・居庸関を
目指そうとするが………!?

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レビュー

シュトヘルのレビュー

平均評価:4.8 18件のレビューをみる

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高評価レビュー

滅び行く国の『文字』を巡り
圧巻。昔、読んでて完結してから読んでなかったんですが、只今1~3巻無料につき久々に読みました。やっぱりめちゃくちゃ面白い。人類史上最大規模の世界帝国モンゴル帝国の基盤を築いた偉大なるチンギス・ハーン。彼が執拗にその全てを消し去ろうとする西夏国の「文字」。文字こそが人々を救うと信じる少年ユルール。モンゴルに故郷を滅ぼされモンゴル人の命を奪うことを最上の喜びとする亡霊シュトヘル。復讐が復讐を呼び、奪い奪われることは終わらない。そんな最中、文字が紡ぐ千年先の世を叶えようとするユルール。彼と出会い、生きることを考えるようになったシュトヘル。伝えたかった言葉がある。それを遠く離れた愛する人へ伝えて欲しい。それだけのことだ。死んでいった仲間を覚えていたい。名前は知っている。音も知っている。ただ、時が流れ顔が思い出せなくなってくる。それを救ってくれたのが文字だった。例え、人が死んでも、その人が生きていたことを記した文字は生き続ける。自分の考えを記した文字は、自分を離れ、生きていく。そのことに安堵する登場人物たちに、その時代を生きていた人々のことを思い心が震える。歴史は勝者が紡ぐもの。勝者にとって都合の良いことが伝わっていく。それでも、この世界から実際に特定の文字全てを消し去ることは出来なかっただろう。後に、それは悠久の時がかかろうとも文字が"真実"を伝えてくれる。過去の言葉を学ぶことに意味はあるのだ。自分は日本の教育が古典を省略しないでくれたことに感謝します。千年前の記述を今なお当然のように知識として得れることが誇らしい。登場するキャラクターが皆魅力的。敵も味方も。『皇国の守護者』の作画をされてた先生。圧倒的な画力。戦闘描写に惚れ惚れ。本当シュトヘルかっこいい。ユルールとシュトヘルの、例え側にいなくとも、生きてさえくれていればそれで良いという圧倒的な愛に、何も言えなくなる。激動の時代。生きてさえいてくれたらそれだけで十分。そんな愛に何も言えません。主人公から見ればモンゴルは敵側ではあるんですが、モンゴル帝国が一時代を築く話とか、好きな方はお好きと思うので、もっと有名になってもいいくらいの傑作と思います。ただ、若干設定には疑問があって首を傾げる部分もあるんですが、そんなことは些末なこと!とさせてください…笑。巻末のオマケ漫画が面白い笑。本編ヘビーでシリアスでもオマケで救われます笑。
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12件
2021年8月8日
心震える名作
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ モンゴルで生まれたユルール(祝福)という少年の物語

今、私たちが普通に使っている文字が
どのような情熱と努力によって守られてきたのか垣間見える名作です。

圧倒的な画力で「少年が男になっていく過程」が描かれています。

このマンガのテーマは「文字」
識字率が低い時代に亡くなった仲間の名前を忘れない為、他の出来事を覚えないという人が出てきます。
そういう人が「仲間の名前」自分や子供の名前を読み書きする事で文字の価値を感じていきます。

文字の多様性について
このマンガの中盤で
歴史は勝者の都合良く書き残される。
文字は、嘘をつく
と、主人公は とある人に言われるが、
だからこそ沢山の文字がある事が必要だ
と反論する場面があります。

これを読んだ時、だから英語を理解する授業も必要だったのかと納得しました。

第二次世界大戦で日本語が無くならなくて良かったとも思いました。

もし無くなっていたら、長崎広島の事や戦勝国にとって都合の悪い事を記された本は読めず、知ることが出来なくなっていたと思うから

それに気付くきっかけをくれた本作は、読み手の人生を変える可能性を持っていると思います。
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0件
2020年12月25日
「文字」は美しき生き物
フォローしている方のレビューが、一つの物語のようでとても惹かれました。元々「言葉」は好きなのですが、「言葉」と「文字」の圧倒的違いを突き付けられ、「文字」への新たな気持ちが芽生えました。言葉は瞬間的であり記憶に残ってもいずれは消えるもの、文字は記憶から消えても時を経ても伝わり続ける可能性のあるもの。”可能性”としたのは、人間の在り様に左右されるという危うさがあるから。
無料版1~3巻を読みました。すでに、2・3巻で泣けて仕方なく、もう1度読み返し、紙版で14巻セットをポチりました。これは、紙で読みたい。
というわけで、最終巻まで読むのは後日です。
本当に、画力と迫力がすごい。すごいというか、凄まじいです。シュトヘルとユルールはもちろん、ハラバルにも惹かれます。この後どうなっていくのだろう…。
そして、凄まじさから一転のオマケ漫画の面白さよ…めっちゃ笑う。で、本編でまた圧倒されて泣く…心が忙しい笑。
フォローさんのレビューがなかったら、出会えてなかった作品です。ありがとうございます。(8/13まで1~3巻無料)
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9件
2021年8月9日

最新のレビュー

壮大なストーリー
めっちゃ面白いです!一瞬定番の異世界転生モノ??と思わせといて、全然違います!壮大な西夏文字を巡る物語!最初は描き込みが凄すぎて読みづらい面もありますが、その世界に入ってしまえば、大丈夫笑!伏線すごいんで、ファーーーッ!!となります!キャラも魅力的でカッコいい!オススメです!
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0件
2024年12月1日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

絵のタッチが魅了
制作:そのめろ(シーモアスタッフ)
「伝えてくれあの人に、愛していると伝えてくれ、いつの時代でも」という13世紀の蒙古軍による侵攻により滅亡寸前の西夏でのバトルシーンからはじめる冒頭。目が覚めると学生仲間とダラダラ過ごす主人公の須藤が生活する現世の世界になります。転校生のスズキという女の子もいたのですが、家に帰ることができなくなり須藤の自宅に泊まることになります。そこには須藤が作った妙な楽器があり、スズキは弦もないその楽器で演奏をはじめるのですが絵のタッチに力と迫力がありバトルアクションに引き込まれていきます。「皇国の守護者」などを描いてきた伊藤悠先生の作品です。

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