同じシリーズの1巻よりも、史実に基づいた点も多いのでは?
丘に大勢の敵の捕虜を串刺しにして何年、何十年も晒し者にしたあとその地にワイン用のブドウ栽培をしたり、死者の血肉を土壌にたくわえられたブドウから搾るワイン、味はどんなだろうか……
また、その主人はどんな人間離れしてしまうのか?
普通の感覚では気分悪くなるだろうけど、捕虜を串刺しにすることは古代〜中世ヨーロッパや中国には良くあったことらしい。
賢者の石を得るためにキプロス王家の血筋ながら、錬金術師として世界を回り人にも普通に接していられる主人公はなかなかの社交的な魅力あふれる青年です。賢者の石、なかなか見つかりそうにないけれど、私はそんなものは実在してほしくないかな?
でも続き読みたい。と思うのは私がこの先生の作品が大好きだからかな?
もっとみる▼