「ヘブンリーホームシック」が大好きで作者様にハマり、何冊か読んだんですがこのシリーズ、最高に好きでした。
野球部エースの今井が後輩の引田に恋をしているお話で、この引田くん、何事にも一生懸命な頑張り屋さんですが、お世辞にもカッコいいとはいえ
ないぶさかわ君なのです(私最初おにぎりに見えました笑)
今作では今井の自分に対する想いを知った引田くんの気持ちの揺れがとてもリアルに正直に描かれていきます。
大した事ある事でもない事でも昇ったり落ちたり、嬉しかったり歯痒かったり、人を好きになるってとても繊細で昨日とは違う自分がいる。
そんな引田くんの動揺を見ていると感情移入してしまって、きっと誰でも経験しているような切なくて不安な懐かしい気持ちを思い出します。
そしてこの引田くんにベタ惚れな今井先輩の欲望むき出しのモノローグや視線、そこにユニフォームや部室といったシチュをも相まって、最後まであるわけでもないのに、すごくエロスを感じるんです・・。そしてぶさかわ引田くんがだんだん本当にいじらしくて可愛く見えてしまうというマジック。完敗 笑。可愛い 笑 作者様の手腕を強く感じて、改めて大好きな作者様だなーと思った作品です。
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