すっごく良かったです。Secondだけあって登場人物も増え、それに合わせて各々の心理描写も増えて複雑になり、心のひだが幾重にも連なっていくような奥深さがありました。特に何気なく言った一言が、ある人には救いと気付きを、別の人には絶望と諦念を、
自分のせいではないと理性では分かるのに、でも簡単には許せなくて…誰が悪い訳でもないのに生じる複雑な人間模様が切なかったです。私は、先生のストーリーも好きですが、絵も大好きなんです。決して古い訳ではないのに、どこかノスタルジックというかほのぼのする優しい絵が好みです。なので色々な点を見ながら読んでいて「髪の毛の描き方いいなー好きだわ。この握った手の絵も綺麗。」と、部分的にマジマジ見てるんです…そしてあとがきを読んだら、先生の苦手な描写の中に私が良いと思った2点も入っていてビックリしました。普通に考えて謙遜でしょうけども、先生の苦手とする絵を「そこが好き。上手だと思う」人もいるのを知って欲しいです。そして、是非とも『JOY Third』を出して欲しいです。響や隣の幼馴染みのその後や豪くん達の新生活についてももっともっと知りたいので、よろしくお願いします。『JOYシリーズ』があまりに良かったので、作家さん買いする事にしました。次は何にしようか楽しみです。
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