ストーリーの細かいところは気にしない。ドラマで読みます。
その設定はHQ王道の一大分野、契約結婚。でも、どんな形にせよ二人出会えて本当に良かったね、といえる。
双子設定も新しいわけではないが、自分自身で動いて契約したのではない形としては一番自然かもしれない。
縁あって進んでいく流れのなかで愛が深まる。日を追って互いに結び付きを強めていく二人。人間レベルの低い自己中心的な妹は、なかなかいない酷さの極みの非人間的行為をしたのであるが、同じくらいに、あり得ないスケールのキューピットを思いっきり演ってくれました。
相手がHQ 仕様の超絶極上水準の男性なので成り立つ幸せ。これ、正反対の極悪男との契約であったら不幸過ぎる悲劇のストーリーになってしまう。
麻生先生の絵の、優美なラインが、いつものようにストーリーを引き立たせている。西洋の豊かな暮らしの描写がストーリーを台詞以上にリアルにみせて世界に引き込まれる。