子ども達のサンタさんへの望みを叶えるボランティア。
生きる気力を失った彼は、ボランティア活動を通じて、人とふれあい、再び自分の生を取り戻した。
お金があったって、家族がいなけりゃ価値はないよね。辛い経験を聞いてそっとハグしてヒロインが彼を温かくする。
人が喜ぶ顔をみて、自分もハッピーになる。
隣人愛の究極の図のよう。
会ったときから二人は互いに気になる存在で、二人とも与えることに一生懸命なボランティアしている。
でも、本当に欲しいものはあった。彼は、戻ってはくれない家族が、ヒロインはある物が。
でも、手にして、そして、一瞬にして願いが砕けた時に、彼女は知るのだ。
彼も欲しいものを手に入れるため、動き始める。
一切活力を失っていた何週間前が嘘のように、エネルギッシュに。
ヒロインも、自分をガラスに閉じ込めるのを止めた。
全てが動き出したのだ。
彼ももう大工やれるね。ヒロインも新しい自分だ。
少し夢や、希望の実現をして見せることで、きっと手にした者は明日からの日々が変わる。
女のサンタと男のサンタが、一緒になるというような趣のストーリー。
途中、秘密のサンタ協会の、メンバーの背景について彼が語るところ、一人名前が出るのに言及されない。
1行まるごと脱字だろう。
出版前に気づいて欲しかった。