毎日毎日努力して、彼に相応しい妻になるため、お妃教育を受けてきた。頑張りやさんで、可憐ないい女の子だ。真面目に取り組んできたのは、彼女は彼に恋してしまっていたから。自分の愛で彼の境遇故の醒めた結婚観を何とかしようとしたところも、彼女の一生懸命さに応援気分。
その頑張りが空振りとなったときの、ヒロインの胸中が辛い。なにしろ8年だ。はじめ見たとき目を疑った。
宮殿の外観も内部も、そして教会も、手が込んでいる。ここはアシスタントさんかそれともご自身描かれた??
話は起伏浅く、ビックリするほどあっという間に読み終えてしまう。味わいたい人には物足りないかも。
中身が無さすぎて間延びさせるためのようにベッドシーンがあるが、このお話に丸一冊も使う必要なかったのではないか?
その分、宮殿等の絵が素晴らしくなったのだと思えるのだけれど。