二人が感情を伝える巻。確かめ合い誓い合う。
愛し合う二人の美しさにはため息。
追っ手の嫌な奴っぷりもしつこく・・・。
物語が此のまま最後までうまく行くはずはないと思っていても、やはり、無事逃げおおせますようにと祈って読み進める巻。
世の中には敵も居るが、味方も大勢居る。
悪人がのさばってはダメだと読み手のこちらで燻る正義感が、エリザベスの(元)婚約者のキモい執拗な追跡にハラハラさせられて、後半スピードアップ。
この巻を読み終えて、次巻に早く取りかかりたくて心がはやる、連続ものの引きに、そうして見事はまる。
八つ裂きにされても愛を確かめたかった二人の盛り上がりと、事態急変の緊迫の組み合わせとが、物語の面白さを高めていて、一作目、二作目と、中だるみなし。
良いです。