ネタバレ・感想ありリヌッチ家の息子たち Ⅴ 美しき幻のレビュー

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心が美しいヒロイン
ネタバレ
2020年4月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインは、美しく華やかな従妹と一緒にいて、男性関係の後始末などさせられたのに、憎んだり嫉妬したりすることなく、最期を看取り、彼女の産んだマシューを自分の息子のように愛して、心の綺麗な人だと思いました。ママを思い出して泣き出したマシューを抱きしめて泣きながら謝るシーンは号泣ものでした。ヒーローが惹かれたのも当然でしょう。マシューがとてもかわいいし、リヌッチ家の面々も相変わらずよかったです。このシリーズはどれも面白いです。
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号泣した
ネタバレ
2016年12月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ リヌッチ家の息子たちシリーズ5巻目。
リヌッチ家の双子ルジェーロにはずっと忘れられない女性がいた。
ある時そっくりな女性ポリーに出会う。
ポリーはルジェーロにある秘密を伝えにやって来たのだった。
シリーズ中、このお話が一番好きで、一番泣いた。
切ない…。
こちらもこれ1巻だけで読んでも満足できるお話です。
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金鳳花(キンポウゲ)
2019年3月9日
抑揚の少ないストーリーで、静かに読み終えてしまった。「リヌッチの息子たち」シリーズを読むのは二作目。一作目にはタップリと読んだ読後感があったが、これは、えっもう終わり?、という拍子抜けは、否めない。
私はサクサク読めるものはコスパが悪いと思っているタイプ。じっくり眺める頁だとか、見落としたくなくて少し立ち戻ってもう一度頁を繰る、そんな、読んでる時間を楽しめるほうが好み。話が終わることを名残惜しむかのような寂しさとか、作品中の人間たちや物事の経過や変遷を、まるで側に感じとるくらいが。
本作は少しヒロインへの入り込みが私の気持ちに足りなかった。従姉妹の恋の後始末、引け目、それでもなお親しかった、という関係性への共感を、もっと持たせてくれたら、と思う。
彼の気持ちの自覚も、描写が淡々とし過ぎており、ラストに向かうには起爆剤としての存在感薄い。
事故現場に居合わせてからの継続的な看護についても、不自然さを持たれず居宅に滞在が延び、あとから、“何かあると思った”、とは、かなり呑気な流れ。まず簡単でも身元確認では?
看護婦資格があろうと、どのような資格があって寄り添っているのか?、との漠然とした疑念を、話の中で誰も問わないのは流石に妙。問い詰める必要はないが、やはりそこはあれだけ大勢身内がいて、入り込んでいるのだが!?
まず病院自身の看護体制はどうなっている?

ただ、美しい従姉妹と心を通わせていた経緯をヒロインが語るシーンは、訴えるものがあった。

マシューへおもちゃを買い与えてのテヘペロなど、厚みのある家族愛のシーンも読んでいて素敵なリヌッチ家の内部、という感じで良かった。
マッティの泣く場面の彼の胸中、母恋しのマッティを描写するところは良かったが、ヒロインを見つけヒロインと二人、残された者としての哀しみを共有する二人の場面としての、このストーリー上に占める分量はもっともっとあっても、という気はする。

結末は分量に不満があるわけではないが、重要な小道具にはもう少し盛り上げが欲しかった。

職場のcanteenを使うのは「!」だった。髪型、制服、色々考えると、もう見間違えないということを端的に示せて、物語の語り手のアイディアがナイス。
ヒロインが可哀相すぎた
ネタバレ
2018年12月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「従姉の後始末で傷つくのには慣れてる」って…。自分をB級品と言うヒロインに涙。ヒーローもヒロインに八つ当たりし過ぎ。偽善者て。たれ目のマッティがとても可愛いので☆4つ。
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良かった
2017年1月9日
お得に購入でき、かつ内容も良かったので大満足です。絵は好みではないので☆-1
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金鳳花強化採用なら素晴らしさを伝えて
2020年3月10日
今回ばかりは流石のリヌッチ家も意気消沈気味。マシューあらためマットに夢中です。その父親ヒーロールジェーロの心の傷を慰めてあげられる手段など、誰も持ち合わせていないのだから。かといって、ヒロインポリーにも私は共感できませんでした。いつでも彼女の隣には美しき従姉フリーダがいて、何をされても2番手扱いに傷つけられても彼女のそばを離れない事の意味を私には理解できないのだから。それでも、フリーダを失ったマットを抱きしめながらの嘆きは、目を反らしたくなるほどにヒシヒシと辛さが伝わった。物語はそんな二人の傷の舐め合い愛に見えるし、B級品と揶揄し身代わりにしているようにもみえて、心底2人が愛し合って結ばれると確信できるほどの 何か を感じ取ることが難しかった。何もかも忘れて髪を切るポリーの決断に なぜもっと早くにそれが出来なかったか、何を理由にそんなにもフリーダに拘り執着したかが私には見えてこなかった。尻拭いに、傷ついても尚 お互いが唯一無二と言えるものはいったい何なのかも最後まで理解できず、君は金鳳花とその花を贈られて(金鳳花は美しいけれど)子供の頃フリーダと比べて恥ずかしかったと言っていたのに、ここまでこだわってくるのには合点がいかない。
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自由奔放ないとこの尻拭い
ネタバレ
2016年4月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ いとこの尻拭いばかりしていて、自分の事をB級品などという看護婦のヒロイン。切ない。幸せになってくれ。
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