ヒロイン ミッシェル20歳で、ヒーロー ザック13歳は 明らかに対象外でしょうね。「待っていて」と言われて社交辞令的に「待っているわ」と答えても まさかね と考えるは必定です。哀れ。けれど、気持ちは無くなっていなかった。ヒロインが結婚しても、夫と死別しても、ジッと堪えて傍にいることの辛さは、相当なものでしょうに。作中にゴルファーマイクが言っていました。「強靭な精神力の持ち主だ。彼がプロゴルファーでなくてよかった」と。ヒーローが初めてヒロインとキスをしたとき、指で唇を触れる場面に 進めたい関係の その時を推し量れないでいる ジレンマに悩む彼が痛々しく、切なく、艶っぽかった。ようやく成就したザックの言葉「幸せには際限が無いって一生かかって証明してみせるよ」には、耐え続け 勝ち得た喜びが 一生続くと予言しているのを見て 私まで喜びで熱くなった。
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