漫画を担当している市東亮子先生のファンなので、読みました。
少年が主人公のハードボイルド系?かなと勝手に思っていたら、主人公は美少女の暗殺者でした。
話としては暗いけど、希望の光は見えているような結末でした。
1人の女性が自分は何者なのか?何のために生きているのか?自問自答しながらストーリーが進みます。そんなにいやらしくないですが、セクシーなシーンもあります。
世間知らずの少女が大人の女性になっていく物語なんだなと思いました。
原作小説は読んでないのですが、読後にモヤモヤしたので小説の感想やレビューを漁ったところ、「テーマが愛と暴力」というのを見て、ちょっと納得しました。
物語後半から最後にかけて、主人公が選んだ行動にどうしても納得がいかなかったのですが、主人公は暴力しか選択肢を持っていなかったのかと。
普通の家庭で育っていたら、もっと平凡な幸せを掴んでいただろうにと思うと切ない。
主人公の暗殺能力が高いので、戦闘でしれっと無双していますが、無双を楽しむ漫画でもないです。
全体的に暗いストーリーです!とにかくハッピーな物語が好きな方にはおすすめできません。
ワンちゃんがずっとそばに居てくれるなら、いいや!と私はハッピーエンドということにしました。