頑張ってる女性が報われるお話って大好きなのですが、それに加えて、ずっと好きだったってお話も大好きなのです。
忘れられない、また会っちゃったらもっと好きに、というのは、ホントに胸にグッと来ます。やめた方がいいとは思っても、自分の心をどうにも出来ない、そこに陥ってしまった者の苦しさと喜びが伝わってきて、これまで自分の人生のどこかで味わった感情の記憶を呼び起こして、主人公の胸のうずきを自分の物のように受けとめ感じてしまいます。
HQに私が求めるストーリー上のひとつの恋愛パターンで、やっぱりこの人だと思って年月が経っても代わりの人はいなかった、そこのところを表してくれてる嬉しい作品です。
好きだった人が実はずっと好きでいてくれたってお話も大好きです。リアル世界は厳しいですから。
それと、絶たれそうになっていた自分の夢を叶えられる、諦めきれなかったことをなんとか続けてきてよかったね、そのやっと開花するヒロインの人生に、良かったね、との安堵感で私も読んだ後から幸せになるのです。
ヒロインが小太りで不器用な自分を彼はなぜ?というのを、彼がヒロインの魅力と言ってくれるシーンは、救済されたような気分にもなります。
・・・ただ、タイトル、何だか少し違うような気がるんですけど!?