年頃の小難しくて気ままで、しかし強い拒絶するかと思えばコロッと情況に順応する様子には、わかる~という感じ。頑固なのに感じやすいところがミドルティーンっぽい。指図はうっとうしがるが親としては煩がられても、忠告をしないで済ませられない。すねたり、想いを直球でぶつけて来たり。そんな扱いにくい時期の娘レキシーを素晴らしく生き生きと映している。私も原因は別でも別になった時と子の年齢が被る。電波が届かない島の通信環境で レキシーが、ちょっと反抗的でどれほど言ってもネット環境と携帯やスマホを手放さないところなど本当にリアル。親の心配何もかも同じ、今まで見た景色を彷彿とさせるのだ。そのロキシーが物語の主要メンバーだ。
だからこそ、年齢の表記は修正すべき。正して第二版を出すべき。
レビュー文中に触れてるレビューアーさん居るのに、なぜ改善されてないのだろうか。
HQの誤字は結構目にするが、このケースの間違いは軽くない。致命傷だ。クオリティは一気に下がった。
コミックとしては五つ星にしたかったが、18歳か、もうすぐ16歳かでは、些細な違いなどでは収まらず無視出来ない。しかもケアレスミスの類。
世に出す前に気づくべき。出してしまった後ならば、急ぎ回収し差し替えを図るべき。メーカーならそれが、筋。商品供給サイドの責任感の問題。いいエンタメにしたいという気持があれば。
絵は篠崎先生節そのもので、余韻残すタッチにまろやかさと男女の機微のもったりムードが絡むところが、私は好き。
バツイチ子持ち、しかも子の年齢が高い、それでいて、誰もが憧れる(人柄面も人気が出て当然の)男性から最初から気に掛けて貰える夢展開。それは怖じ気づくし、確かに思春期真っ只中娘が居る身の上は、知られたときの反応が気になり、逢瀬も慎重。正に原題そのもの。
「D」を各語頭で連続させ考えられた原題もキャッチーだったろうが、邦題も絶妙。娘の目から、島民の目から、避けるように二人の関係は進行する。キスで済まないけれども。