主人と使用人の結婚はダメだとか、身分の差だとか、昔はいろいろとうるさくて大変でしたね。
この物語の場合は幸運にも、実は生き別れの伯爵家のご令嬢だったという流れがあるにしても、社交界の噂とか、世間の目とか、爵位剥奪されるとか、そういう理由から好きな2人が引き裂かれるなんて、ひどい時代だなと思いました。
結果的に万事うまくいってハッピーエンドでよかったです。
好きな人を想って身を引くというのも美学なのかもしれませんが、私はそういうこは全く好きじゃないし、好きならとことん真っ直ぐに突き進んで幸せを掴み取って欲しい派なので、ヒロインが身を引く話はストーリー的に必要ではあるとは思うのですが、どうしてもイラッとしてしまいます。