おかしくて楽しんで読み終わります。
生声と受話器からの声は確かに変わりますが、8ヶ月の交際期間で一度も彼の電話経由の音声を耳にする機会はなかったのかー?
なんて、野暮なことは言いません。
かけ間違われた彼の反応が可愛い。
電話の声の主とわかりヒロインに真っ直ぐぶつかって、喜んで欲しくて何かと近づきに。ワンちゃんの様だというの、よくわかるし、愛すべき愛情表現で、この幸せ者が(ヒロインのことが)、という感じです。
こういうドタバタですから、間違いだと正せないまま、真実を言って失うものが怖くて言えないまま親しくなり、どんどん二人の仲が!でも、ヒロインは、胸中どんどん複雑に。。。
テレフォンなんたら、をするので次の日、艶っつや、というくだりもありますが、生々しくないのでいんびな展開しません。安心して外でも読めます。
モテ男設定なのに、コメディ仕立てのため、超ギャグ顔、それをアップで描かれると、もったいない気がします。笑いをとる趣旨でそう来るのでしょうが、私は素敵な人を見に来ているのですから。
大ぶりで描かれるときは、彼の見た目に見とれてしまえるコマであって欲しかった気がします。ここで申し訳ないけど星4以上4.5未満に。ストーリーも、テンポも、なかなかのドキドキ、なのに、本当にごめんなさい。絵柄に、見とれるシーンひとつでもあると違ったのだけどー。
これまでのHQ歴で間違いなく楽しさで屈指なのに、欲張り読者の私は、設定上の蜂蜜の声を紙上に再現できない分、彼の「モテ」っぷりを、眼で納得したいと思いました。
ニコニコ読めるストーリーです。彼の苦悩もまた、何だかこちらは、彼の苦悩の真剣さ自体に彼の愛の本気度が見えて、ラブコメのいいシーンと映ります。
この話にライバルはおらず、ひたすら自分の本当の気持ちがどこにあるか、誰に愛を感じているか、を認識することになります。