この作者様の作品で断トツで好きです。前半が寄せ集めチームでの駅伝、後半はマラソンという構成になっています。
最初から最後まで、ただひたすら走っている作品なんですが、なにせ心理描写が良い。
タスキを繋ぐまでの合間にそれぞれの過去を組み込み、仲間の繋げたタスキを通じてトラウマを懸命に乗り越えようとする姿にとても感動します。彼らの懸命に走る姿を見て読んでいるこちらも熱くなってしまいました。
後半の如月と沢田のお互いを高め合えるライバル感も本当に良い。お互いに彼がいたからここまで走りきれたって思っているのも最高。
ダラダラと間延びさせずに5巻ですっきり終わったのも良かったです。