好きになっちゃったのなら、どうぞご一緒に、だろうけれど、私は好きになれないタイプ。人の好みの問題だとつくづく思う。
終始お金の話がついて回り、恋愛が猜疑心を追い払えず。
恋も夢も破れたら、ヒロインはどうなっていたのか。努力の全てが水の泡となる。
ヒロインは強し、芸の肥やしとして、成功をつかんだ。後半の彼の後悔と、前半の過剰な自信との格差が、読者サービスとして喝采を受けたとしても、私には駄目。50万ユーロは、今後も遠い人のパトロンでいいのでは、と思った位だ。
最後のナイトクラブのステージは、あれほど神経質にひっそりやってきたこれまでを、伝説の(?)、噂の(?)、パフォーマンスとして、口コミが広まったらどうなっていたのか。