表題作のDKもの3話と引きこもりニートの再会更生もの3話が楽しめるお得な一冊。優等生の唯の舌ピを見つけた攻めの慎太朗が唯に惹かれていく。花火大会で慎太朗が学校の友達に付き合っていることを言うシーンは無鉄砲だと思ったが、唯は満更でもなく、その後、ふたりが初めて結ばれるシーンはエモかった。エモいはもう死後かもしれないが、表題作はかなりエモい。タイトルといい、真面目な印象の作風だが、何度読んでもおもしろかった。もう一方の作品は、後に別の作者様が全く同じ設定で描かれていたのは大人の事情だったのかもしれないが、私はムノ先生の作品の方が好きだった。今後、先生の描くBL作品の最新刊を読めたら嬉しい。4.5