ネタバレ・感想ありイブの魔法のレビュー

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まさにイブの魔法
ネタバレ
2024年2月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 素敵なお話しでした。事故によって踊れなくなったヒロインと彼女を愛する夫のお話しです。登場人物は多くなく、ほとんど2人の会話のみ。でも素敵なストーリーが出来上がっていて、絵師様の絵も物語に合っていました。魔法使いはあのかわいいおばあちゃんか。願わくば2人のその後の幸せな様子も最後に見たかったなぁ。傲慢ヒーローもいいけど、こんなヒーローも素敵です。
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いられないの? それともいたくないの?
2020年10月3日
良かった。街で出会った婦人のビジュアルが、頭と胴体、足のバランスと、顔の作りに違和感があったが、彼女の言葉はヒロインのみならず、挫けかけて捨てばちになった心持ちでいる人間一般を、揺さぶる力があったと思う。
そして彼の愛が、精一杯ディに寄り添う気持ちが、揺るぎなくていい。
ダンスしかなかったダンサーが、そのダンスを通じて手にしたものを、ダンサー生命の終わりにその全てまでを終わりにしようとする。
ヒロインの心に沁み渡っていく二人の言葉には、人に出会う事の尊さがたくさんある。
また一方、トゲある言葉も、入って来てしまう。世の中暖かい人ばかりではない現実。

それでも、その後の人生に希望も感じさせてくれる。ヒロインの資質を見抜いていて、その進路へ全面サポートを惜しまないであろう彼が素晴らしい。

初めて長岡先生のマンガを読んだと思う。ヘレン・ブルックス氏の原作もメインが台詞劇なのかどうか知らないが(HQノベルは、まず読むことがない)、丁度よい分量の言葉だったように思う。もし長岡先生が、セリフ劇に変えたのだとしたら、綺麗に捌いていること感服。
試し読みでは、描線がちょっと煩く感じてた。しかしダンス関連のコマに汗や熱、激しさなど感じることができ、回想の提示の仕方が巧みだった。
男性、女性、出会った街の人いずれも私の好みでは全くない絵なのだが、HQコミックの、小さなドラマが当人には大きい人生のエポックメーキングであることを、よくとらえて、ドラマチックに見せてくれたと思う。

直前に「神様からの処方箋」(キャロル・マリネッリ/岸田黎子)を読んでいたから、読み比べとなり余計楽しめた。ただ、元の話が違う訳だし、決して優劣で見ていない。
良かった
2020年5月5日
挫折と再生。ヒロインやヒーローのそれぞれの悲しみや苦悩がよく伝わってきて、切なかったです。ヒロインに寄り添うヒーローの献身が素敵だなと思いました。ハッピーエンドで良かった。おすすめです🙂
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恐るべきは 恐れそのもの
2019年12月16日
ヒロイン メロディーのアイデンティティは崩壊した。彼女を奮い立たせていた ものは、事故によって呆気なく失ってしまった。夫である業界の大物 辣腕精鋭で愛するヒーロー ジーク に相応しい女性と 誰からも称賛される者で居られないことを理由に姿を消そうと決心する姿は、とても哀れだ。ショービジネスという世界においては、彼女の悲嘆は十分理解できるが、それをさせまいと ヒーローの献身が 素晴らしく 私に喜びをもたらした。差し挟まれる過去の 彼に相応しくあろうとする彼女の努力には 可愛らしさが滲み出ていて、ヒーローを夢中にさせるに納得する展開が、より一層立ち直りの未来を 懇願させる作りになっていて、私も祈っていた。しかし、主軸となる事象の部分以外は スッパリと割愛されていて、物語としては薄っぺらさを感じずにはいられない。ヒロインの業界での評価や立ち位置、ヒーローの具体的な手腕といった背景が全く無い事が原因と思われ、呆気なさは否めない。けれども、お互いの一途さは 溢れるほどに描かれているので 2人の人生のほんの一部の葛藤期 という読み方ならば 十二分に楽しめるものとなっていた。
舞台劇みたい
2024年8月8日
場面は変わるものの、登場人物が少なくて話が広がるのでは無くて、心の内への葛藤に向けられて。表紙もあまり好みでは無いし、原作もこんな風なら、途中で挫折しそう
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