コロナ禍を過ぎた世界の物語。誰もが辛かったが、その中でも格差があることに、生死に優劣があったことに絶望もしたが、学生生活を送った10代の子たちは本当に可哀想だったと思う。学校の不祥事で1年もリモート学習してるっていうシチュエーション(あり得るのか?)を選んだのがすごい!!余計に颯太個人の置いてきぼり感が増す!!!そして従兄弟っていう距離感!!何もかもがチョイスセンス良すぎ!!と感動!!!んでじいちゃんの墓の前!!真央のまさかの告白(予感はあったけど颯太だと思ってた)!!短編小説の漫画化か?!てくらいにミニマムで美しい世界から、描いていること以上のものを受け取った気分。
絵のタッチもあってか、軽やかに描かれていて彼らに悲壮感があるわけでもなく、この通過点を着実に歩んでることが感じられるラストにグッときた。