三人の婿候補から一人を選ぶ。父が花鹿に持ちかけた一つのゲーム。一人目は全てを諦めながら生きてきた金髪美形貴族ユージィン。二人目は皇太子の兄に尽くしながら疎まれる黒髪碧眼の第二王子ルマティ。三人目はアメリカ財界を率いる一族の後継者カール。そして花鹿を守る兄的存在の超やり手中国人・立人。
男性陣は力が入り、女性(花鹿とか主役なのに……)はいつも通り力が入っていない作者。しかし美形男四人登場させるのはきつかったのか、後から登場するカールとか設定は華やかなのに何だか地味。立人とユージィンが双璧で、ルマティは弟ポジションから王の器に。
金と権力のある所、常に人の欲望が蠢いています。そんな中でも執着心ゼロ、天真爛漫な花鹿。3巻あとがきで言われている触媒(化学反応の際、それ自身は変化せず、他の物質の反応速度に影響する働きをする)=花鹿に納得。
ハリーの出生、花鹿がモテモテ逆ハーレム、拗らせ恋心、ラギネイの内乱。クインザは華々しく散って逝き、ユージィンは切ない思いを抱えたまま……。最後の最後に立人に婚約者問題&曹との戦い。覚悟を決めた花鹿がヒーローの如く立人ゲット!立人が騎士からお姫様ポジションに?!正に怒涛の展開でした。