ネタバレ・感想あり零戦少年のレビュー

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特攻の内情
ネタバレ
2021年12月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何も知らない今の時代の人達からすれば、何で自分の命を無駄に捨てて特攻なんかするんだろう?
と思うところだと思いますが

自分と親しい人達がどんどん特攻していき、取り残された時、どうでしょう?

例えば今の学校のクラス、職場の部署で自分以外の全員が特攻したらどうでしょう?
自分だけが生き残っていて、他の人は皆死んでしまってたら…

別に悪い事してる訳ではないのに、悪い事をしてる気持ちになりませんか?

今の時代でも多くの人は周りに流されて生きていると思います。
人とコミュニケーションを取る上でそれがプラスな面も十分にあるので、ある意味自然といえます。

そういう普通な考えが戦時中だと残酷な方向に進んでしまうという事にもなり得る
この漫画はそれを教えてくれてると感じました。
興味深い内容だった
ネタバレ
2021年5月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦争モノは数多いが、作者は身内にゼロ戦の搭乗員がいて、直接話を聞いているし、内容が濃いです。
予科連のウラ話みたいなのもあり、他の特攻モノにはないネタが多くもりこまれていました。
また、2巻では、当時同じ予科連にいた方との交流が描かれていて、こんなことあるのかと思った。
これこそ、巡り合わせなのかな、と。
食い入るように読みました
ネタバレ
2020年8月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私の曾祖父も神風特攻隊で、家には特攻隊の曾祖父の兄(フィリピンで負傷し傷痍軍人となりました。)が弟の為にと遺した記録が沢山ありますが、私には難解で読めませんでした。ですが、こちらの漫画は絵柄も読みやすく、「あぁ、こうだったのかもしれないなぁ。」と考えさせられました。私の曾祖父は特攻により戦死しましたので一度も会うことは出来ませんでしたが、もしかしたら作者様のお祖父様と面識があったかもしれません。(時系列的に合致しているシーンがありました。)私はよく家族に「特攻隊にいったおんちゃんに似ている」と言われていたので、私の、直接会うことは出来なかった家族の人生を、この漫画を読み少し理解できたように思います。
表紙が写真なのですが読みやすい
ネタバレ
2020年8月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙が写真なので、どんな話なのか気になり試し読みをしました。
表紙と異なり、絵は読みやすく、話は戦争のはずなのにテンポ良く進んでいきます。
当たり前ですが私にもおじいちゃんがいました。多分作者のこのおじいちゃんと歳の変わらないおじいちゃんでした。
この作品のおじいさんに自分の祖父が重なりました。
小学二年の夏の宿題に戦争の話を聞いてくるというものが出ましたが、普段、冗談を言い、宿題も手伝ってくれる祖父があまり話してくれませんでした。祖母がおじいちゃんは飛行機に乗りたかったけど、生き残ったのよとこっそり教えてくれました。祖父は翌年、脳梗塞を患い片麻痺が残り多くを話せなくなりました。
私がもし小学生でなければ、祖父がもっと時間がたって話す気持ちになって私も聞ける年齢だったらと何年も思ってきました。
たらればの想像だったけど、多分、祖父も同じように思っていたのかなと考えさせられました。
私は話が聞かなかったので残念な気持ちが残っています。できたら自分の子供にも話したくなくなる戦争のことを伝えていきたかった。
今は幼児の子供ですが、この作品をいつか読んで考える時間を作って欲しいと感じました。
良かった
2019年1月28日
泣いた!今の日本があるのは、命をかけてくれた人達のおかげ... 感謝したい。
零戦少年
2019年10月21日
他人がインタビューで聞いた話を絵にした場合は盛られがちですが、この漫画は祖父から聞いた話をできるだけ忠実に絵にしようとしているのが読み取れて好感が持てました。
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