やっと4巻まで読みました。2巻まで読んで、あまりはまれず。長谷川さんは、よい上司だけど、疲れたおじさんだし、片桐はこわいし。里先生の話は、独特だから分かりにくいとこもあって、それを読み取るのも面白さなんだけど、時々これはどういう意味なの?って、確認したくても正解が分からないジレンマがあるんですよね。でも、やっと4巻まで読んで、長谷川さんといる居心地の良さが分かってきて、長谷川さんのことがすっかり好きになっちゃいました。片桐は、ああいうやつなのはもうしょうがない、やんちゃ小僧が本気で恋をして必死、みたいなところがよい。題がまた分かりにくいですよね。お洒落だけど。apples and orangesは、月とスッポン、とか、水と油、とか全く違うものを表す表現だけど、違うものを比較すること自体間違ってるよ、という前提の元に比較する表現のようです。つまり、自由人で、自分の感情に素直故に時にはモラル無くす片桐と、我慢しているつもりはないけど、モラルに従うことが当たり前な長谷川さん。好きになったら、自由に突き進む片桐と、同性だから、僕男だから、と戸惑う長谷川さん。比較するのも無駄なんだけど、違う二人。4巻は、hanker。手の届かないものにこがれる、渇望する。~したいと切望する、だそうです。切望、いいですね。