ネタバレ・感想あり摩利と新吾のレビュー

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魔利と新吾
ネタバレ
2025年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 名門旧制高校、持党院を舞台にした魔利と新吾をはじめとする旧制高校生たちの青春群像劇から始まり、舞台は二人の留学先の欧州にまで広がっていきます。木原先生の「初期の」(先生が後に「夢の碑」などの大作を発表されたため、代表作とは言い切れなくなりましたが)代表作といえる作品だと思います。「花の24年組」の一人のためか独逸(ドイツというより独逸と表記したいですね)に造詣が深い先生の描く物語には古き良き時代の馥郁とした香が漂っています。もう酔いしれちゃいますね。今でいうところの「びーえる」なのでしょうけど、魔利と新吾の魂が触れ合うような「おみきどっくり」ぶりを楽しんでほしいです。
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懐漫!
2024年10月18日
初校、1977年、掲載雑誌の「LaLa」は、いま考えても
豪華な連載陣でした。
そんな中でも、人気を博した今作、
300頁前後のボリュームと良心的な価格設定、お買得!
時代が感じられる
2024年9月27日
学校という舞台で日々どんなことがあるのかが力強く描かれているというところにとても魅力を感じてしまいました。
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切なく温かい作品
ネタバレ
2023年8月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ たまたま少し前に新聞で作品を知ったことがきっかけで、今回、初めて読みました。
始めはほのぼのした学生物語だと思っていましたが、徐々に人間関係やら時代の渦とやらが深く交わって、大河のような作品でした。
読み終えて、どんな時代でも誰にでもいずれ死が訪れるのだと思うと、摩利と新吾たちのように、懐かしく切なく温かい記憶が心にあるということ、それが本当の幸せなことではないのかな、としみじみ考えました。
本編のラストシーンがとても好きです。
ちょっと切ないけれど、永遠を感じられるようなハッピーエンドだと思いました。
すごく好きな作品です
2023年6月12日
ドタバタ学園ものから始まっていますが、終わりは究極の愛で締めくくられます。同性を好きな者、同性から好かれてしまう者。愛か、強い絆か。共に悩みながら前へ進んでいくおはなし。
せつない
2021年5月16日
本当に本当に大好きな作品です。
時代背景や世界観、木原先生の絵と人物描写、何もかもが素晴らしい、文学作品のような作品だと思います。
でもあまりにつらくて切なくて、なかなか読み返すことができません。
名作
2020年9月4日
時代背景と木原先生の世界観がホントに素晴らしい作品。先週、中学生の頃から大事にしてたコミックスを処分しました。また読みたくなったらこちらで購入します。
青春とはこのことだよね〜
2020年9月2日
最初はバンカラな旧制高校の日常なんだけど、戦争に巻き込まれていくあたり、ドラマチックな展開でハラハラします。摩利と夢殿先輩の関係が好きです。BLだったらもっと濃ゆいエチシーンだったろうな。見てみたいなあ〜〜(^ω^)
今では製作されない位の名作
2020年5月19日
中学生の時に読み、強烈な印象を受けました。当時も今も、私はBLに興味はないです。それでも惹き付けられて、あれからナン十年と経っていますが、忘れられませんでした。こんな漫画は滅多にありません。最近の事だからWebであるかも、と思ったらあって、本当に嬉しくなりました。そして改めて読み直してみたら、その内容の奥深で微細なこと、活写して多彩なこと、臨場感とテンポの良さ。ええーこんな名作だったのこれ!もう、こんな傑作は出てこないのでは。と思いました。BL要素を求める方は満足できて、普通に面白い作品が好きな方も納得できる不思議な作品ではないでしょうか。今頃ですが、作者の教養と深くて美しい感受性に敬服してしまいます。
中学生の時は、摩利の目頭にある半濁点「゜」みたいな丸が面白くて、ラクガキに描いたりして遊びました。
懐かしい。今も色褪せない珠玉の名作
2020年5月10日
まだBLなどという言葉もなかった時代、ドキドキしながら読みました。BLを越えた、古きよき男子学生達の青春のひとこま。どの登場人物も個性的で、よく描かれています。紙のマンガは手放してしまったけれど、またこの作品が読めるなんて、幸せです。
星5で足りるわけない
2019年8月20日
これはBL課題図書なの納得です!ほんと読んでみて良かった!!

副題のヴェッテンベルク バンカランゲンはドイツ語風の造語でウェットなバンカラという意味なんですって。学生編はそんな感じのドタバタと暑苦しいエピソードを楽しんで(時々大泣き必至)、摩利と新吾の本格的な恋愛編?に備えましょう。(海外へ渡ります)

…海外編色々あるんです、ほんっとーにそれはもう!
でもいつだって2人はどこかで繋がっているんですね。
ラストはもう涙で前が見えませんでした…
御神酒徳利でしまりんごな2人…尊い。
BLなのかな?
ネタバレ
2018年8月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私は特にBLの読者ではないです。まりは男性が好きですが、新吾は特にそうではありません。BLの要素もありますが、私はどっちかと言うと学園ものと大正時代の人々の人生を描いた話が合体したものと受け止めています。登場人物の一人がたまたま同性が好きだっただけです。この作者さんの話はこれ以外は読んだことはありません。でも、この漫画は素晴らしい漫画だと思います。大河ドラマを見てるみたいで大好きです。考えてみればそんなに悪い人は出てこないですよね。耐えている女性は出てくるけど。大和和紀さんの時代物系の話と合わせて大好きでした。
素敵な物語です
2017年10月21日
まだBLという言葉すらなかった時代に男同士の恋愛を絡めた漫画で私的にBLの礎になった作品だと勝手ながらも思っています。しかしながら内容は深く主人公が青年から様々な体験をし時代に飲み込まれながらも成長する過程が感動的で主人公の脇を固めるメンバーも魅力溢れるキャラなのが物語に厚みを持たしています。涙無くして読めないエピソードもあり是非お薦めしたい作品です。
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作家名: 木原敏江
出版社: 白泉社
雑誌: LaLa / 白泉社文庫