人生はままならないもの。
悩みもなく、全ての望みが叶ってうまくいってますという方はまずいないだろう。
大島弓子の漫画では、そんな、ままならない人生で抱える普遍的な悲しみや鬱屈が描かれている。
と言っても暗くはない。
大島弓子はユーモアの達人である。
柔らかい絵とユーモアに包まれて、健やかな明るさを放っている。
だからこそ悲しい。
この漫画の主人公と同じ悲しみを抱えた人が、世の中に沢山いるのが分かるから。
その悲しみが深ければ深いぶん、ラストのカタルシスの解放感がもう半端ないったら。。。
何でこんな事が出来るんだ大島弓子(スゴスギルヨ。。。)
個人的に、萩尾望都と並ぶ天才だと思っています。
(名前を敬称無しに連呼しましたが、大先生です。本当に尊敬していますm(_ _)m;)