ユイジ先生のお描きになる、湿度と粘度が高めの全力で恋愛している人たちがとても愛おしいです。
全く意識していなかった男にグイグイ来られるうちにいつの間にかこっちが余裕なくなっていて、まさかの本気愛？って焦るとこが好きです。
その上あらぬ事で嫉妬して半ギレしてやらかした後に落ち込みつつ反省…を繰り返すのも、そうそう人間ってそんなに成長しないよねwと身近に感じてしまいます。
実は知らぬ間にこちらがいい男・色っぽい男に育てているのに、それに気づかないちょっと抜けたところも好きです。
それと、BLなのに女性の役どころがとても重要です。けれどBLの邪魔はしていない。逆に女性を絡める事によってより男同士の尊みを感じてしまいます。
いつも読むたびに先生独特の世界・阿仁谷ワールドに絡めとられどっぷりハマってしまうのです。
今作品もユイジ先生の大好きなところがコレでもか！ってぐらいギュウゥゥっと詰まっています。
エロは通常運転でえろいです。修正も甘めで迫力があります。
なお、阿仁谷ユイジBLワークスBaiserにて何十年後かの2人を読むことができます。
(ユイジ先生生誕記念レビュー)
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