ネタバレ・感想あり橙のレシピのレビュー

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ひとを好きになるという幸せと業
ネタバレ
2022年8月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 暮部亨は5才の時に両親を亡くして、母方の祖父と母親の弟である叔父の幸彦に育てられました。13歳年上の幸彦に、いつの間にか持つようになった恋心を忘れようと誰かと付き合うものの、満たされない空しさに亨は苦しんでいます。一方叔父の幸彦は同じ想いを父親に対して持っており、やはり空しさと罪悪感とに苛まれていたのでした。その父親が亡くなって、幸彦と亨が二人で暮らし始めて5年、幸彦は亨を育てることで自分を立て直してきました。けれども幸彦への想いを自覚した亨は、幸彦の友人の助言もあって住んでいる関西から遠く離れた都内の大学への進学を決めたのでした。去年の果実も今年の果実も同じように色づく橙を象徴として描かれるお話ですが、プラトニックとはいえ実の父親への想いという設定に感情移入できるかが評価を左右するかと思います。面倒なDNAを持つ一族は置いておいて、亨の付き合っていた斉藤先生の幸せを祈ります。
橙のジャムは幸せの印。
2022年3月25日
血の繋がった二人の恋模様なので、血縁関係のある二人の恋は 男男でも女女でも男女の恋でも 応援することは出来ないのですが、この作品の中の二人は 血縁だということを忘れて、上手くいきますように、と思えたほどだったので、ヤスエイ先生の手腕を感じました。また、叔父(幸彦)の親友の桐谷が 名わき役で、絶対に、名わき役男優賞をあげたいと思ってしまったほどです。ストーリーに 刺激を与えたり、ちょっと 苦しいシーンを緩和したり、まるで、料理をする上での 絶妙な匙加減の役割を 桐谷はしていたと思いました。二人の心が繋がった時、これからも いっしょ、って なんだか いいな、と思ってしまいました。
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切ない、でもあったかい
2021年12月6日
ヤスエイ先生のはいつも切ない。でも、二人の気持ちが優しくって、あったかい。橙がでてくるのがニクい。オレンジでもなく、柚子でもなく、あえて橙。橙の2年に渡っての色の付きかたといい、少し苦味がある酸っぱさていい、幸彦と亨さらには先生の関係性を表していて、スゴいよ。幸彦の幸せがジャムになってくるんですね。めっちゃ良かったです。
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秘めた想い
2021年11月4日
切ないし辛いし秘めた想いに泣けて、しっとりとした描写にストーリーがハマって魅了さ、両片想いの期間が長かっただけ重みを感じます。とても満足させられました。先生も幸せになってほしいです。
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柑橘類のジャムって手間かかるんだよ。
ネタバレ
2021年10月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ くーっ切ない。幸彦、亨、先生、最初からそれぞれが諦めている恋。絶対実らない恋。忘れようとしても絶対忘れられない想いを持ってるくせに平気な振りして生きてるこの人達が切なくて涙出た。
タイトルにも入っている橙がストーリーの要になっているのが上手いなって思いました。
橙って実を収穫しないでいると緑色に戻って、また次の年色づくって知りませんでした。
どうして絶対結ばれない相手を好きになるんだろう…一度も収穫されずにいたら朽ちてしまう、そんな橙を自分と重ねる幸彦の叶わない恋への絶望がこれでもかと伝わってきた。
でも橙には温かい思い出も。辛い時それぞれの心をどうにか支えたいと思って作った橙のジャム。
うまく作れなくてもこんなに優しい気持ちの入ったジャムないなー。きっと酸っぱくて苦くてちょっとだけ甘いん(実際作ると砂糖の量ビビるよね)だろうなって想像しました。
そうやって家族として支え合ってたからこその切ないけど温かい雰囲気のあるストーリーが素敵でした。
先生がね…一番切なかったもう号泣。
決して亨も悪くないし、誰にもどうしようもないのが恋ですよね…それでも先生の涙には胸が締め付けられました。
先生が幸せになるスピンオフ是非お願いします!!!
苦く切ない話
2021年5月15日
年の差・近親・関西弁モノ。
大学生亨と大学講師斉藤先生は、互いに忘れられない人の身代わり付き合い中。5歳の時交通事故で両親を亡くし生き残った亨は、母方祖父と母の弟幸彦が暮らす家に引き取られ、祖父他界後育ててくれた幸彦への叔父以上の気持ちから逃げる様に、進学上京していた。

その13歳差の甥×叔父モノではあるんだけれど、思った以上にしんどい話で、叶わぬ相手を忘れられない苦しみがズッシリと心に来る。その分ハピエンに歓喜◎素敵タイトルに二人の父親代わりの様な幼馴染桐谷君もいい人で癒し。ただ冒頭の斉藤先生がいい人すぎて可哀想なので救済プリーズです!!二人のその後も知りたい。
いいお話。
ネタバレ
2020年10月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ と思うけど、レビュー少ないな。
ちょっと、すれ違ってる時間が長すぎるのかな。その分、付き合ってからをもっと見たい感じがします。
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良かったです。
ネタバレ
2020年5月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 途中まで苦しかったけど、いきなりハッピーエンドになって、安心しました!

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くっつくのが遅いー
2019年6月6日
ああ、最後にちゃんとくっついてくれるんだろうとは思っていましたが、本当に最後の最後だったからもう疲れちゃったよ。遅いよー。でも良かった。両思いになってからの2人をもっと見たい!
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切ない・・・
2019年4月29日
血の繋がりがある近親モノは少し引いてしまうのですが、この作品は、血が繋がってるからこそのストーリーだなと思いました。
読んでて切なくて胸が痛くなりました・・・
これから2人には、うんと幸せになって欲しいです。
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良かったです
2017年12月15日
近親物は苦手ですがこれは泣けました。深く純粋な思いが伝わってきました。長い時間堪えていたぶんやっと結ばれて幸せな2人を見てる方も幸せになれました。
胃が痛くなった。
2016年7月17日
切なくて切なくて、胃が痛くなりながら読み終わりました。
良かった、辛かった分良かった。
本当に素晴らしい本でした。
切なさMAX
2015年11月18日
あ〜〜もう胸が痛い!両親を亡くし祖父の家に引き取られた亨。伯父の幸彦に懐く。幸彦は実の父親が好きで父親が亡くなった後2人きりの家族として支えあってきた。亨は幸彦に家族以上の気持ちを持ちながら、大学の先生と体だけの付き合いを。先生と亨は忘れられない結ばれない相手がお互いいるのを承知で付き合ってる。が、実は先生は亨が好き。別れる時の先生の気持ちがツライ。亨の家族としてやっていこうとする気持ちもツライ。亨に惹かれてしまう自分を最低だと思う幸彦の気持ちもツライ。ツライだらけですが、胸にせまるものがあってとてもいい。いいとこで終わってしまってるので早く先が見たい。報われて欲しい。
切ないけど
2022年5月5日
諦めなきゃいけない人を好きでいるって
本当に切ない💦しかも血縁って・・・
すっごい遠回りをしたけどハピエンで良かった。
絵のタッチが優しくて内容も優しく切ない。
初めての作家さんだったけど読んで良かった😊
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両片想い
ネタバレ
2021年2月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 叔父×甥っ子もの。
叔父がその前に好きだったのも肉親だわ、めっちゃ近親相かん(プラトニックな片想い)だわで。
さすがにそれは近すぎて引くレベルだけど、叔父×甥なんて別にいいでしょ。
にしても2人とも「好きな相手とは出来ない」と決めつけて他の人なら誰でもいい、みたいなのは良くあるけど好きになれない。
両片想いのすれ違いが最後には実るけどそこまでがほんとーに長かった。
優しくて切ないお話でした。
切ない!
2019年8月30日
終始切ない、お互いを思えば思うほど切なくなってしまうcpの話し。
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作者買い
2018年10月16日
ヤスエイさんの優しい雰囲気のある絵が好きです。肉親と恋に落ちる話ですが、近親相かんものとか苦手なのでずっと避けてきてました。その辺の葛藤は少なくて、読みやすく楽しめました。
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😄
2016年2月6日
全ては読めていないのですが、ギュンギュン胸を締め付けられました……!こういう想いのすれ違いっていうか、なんていうか……大好物です😍登場する人みんながとにかく素敵。お話も良い。好きな作品です!
良いんだけど
2022年4月2日
ヤスエイ先生の作品は総じてほっこり系で優しく癒される感じで好きです。これもそういう感じで読みやすくハピエンでいいんですけど、んーどうしても実父が好きっていうのがなぁ…あんまりないよなぁ…小説で実の親子物読んだことあるけどそれは2人ともちょっと病みっていうかサイコっぽかったし、だからあんなに普通な人ではちょっと無理を感じてしまう。大学の先生もかわいそうだったし、んーなんか考えてると少しずつ評価が低くなってきてしまう。
自分のテイストではなかった
2019年4月19日
評価が良かったので購入しましたが、私のテイストではなかったです。重い話というより、みんなの気持ちの有り様がしっくりきませんでした。
ジレジレ
2019年4月18日
全部表題作。叔父と甥のお話。叔父の方がずっと自分の父親を好きで悩んでいて、父親亡き後は甥への恋に苦しみます。両片想いなのにお互い我慢して離れてのジレジレ展開が長いので、途中はけっこう読むのが苦しいです。くっついてからのエッチはありますが、もうちょっとハッピーな2人を多めにして欲しかったかな。
う〜ん。
2017年1月20日
ヤスエイさん初めて読みました。この作品はずっと気になっていたので中古書店でメッチャ安価だったので購入。
でも、なんか?何で実の父親を好きになったのか?それ必要だったのかなぁ〜?理由もイマイチ不明?叔父と甥っ子のお話しにしぼるべきだった気がします。あと父親の職業?小説家という事なのでその場面も少し描かれていたら良かったと思います。でも亨が先生と別れるシーンは少し胸キュンしました。
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作家名: ヤスエイ
ジャンル: BLマンガ
出版社: 東京漫画社