血の繋がった二人の恋模様なので、血縁関係のある二人の恋は 男男でも女女でも男女の恋でも 応援することは出来ないのですが、この作品の中の二人は 血縁だということを忘れて、上手くいきますように、と思えたほどだったので、ヤスエイ先生の手腕を感じました。また、叔父(幸彦)の親友の桐谷が 名わき役で、絶対に、名わき役男優賞をあげたいと思ってしまったほどです。ストーリーに 刺激を与えたり、ちょっと 苦しいシーンを緩和したり、まるで、料理をする上での 絶妙な匙加減の役割を 桐谷はしていたと思いました。二人の心が繋がった時、これからも いっしょ、って なんだか いいな、と思ってしまいました。