設定的には王道。表面上は爽やかな完璧ヒーロー近江の黒さを知ってしまった地味女子エリーが、
それまで妄想のオカズでしかなかった近江と距離が近くなっていくというお話で、
ホントによくあるパターンだけど
エリーの妄想が色んな場面で効いてるんです。
これによって、切なく暗くなりがちな展開も楽しく見せてくれるので、
どんなに卑屈でもジメっとした流れにはなりません。
そもそも絵が素晴らしく可愛いので、エリーもめっちゃ可愛い顔に描かれてますから。
近江のシリアスな表情はもちろん、照れ顔がたまらんです(赤面萌え)。
というかもう絵が全体的に素晴らしすぎる。
ここまで顔パーツのバランスが崩れず、ずっとキープできてる絵って
意外と貴重で(ヘンタイ顔は除外)
この絵に惚れてしまったといってもいいくらい。
で、すぐに藤ももさんの作品を検索したら、コミックスは2作品しかない、
が!わずか2作目の連載で、このクオリティーですから、
これからどんな凄い作品が生み出されるのかとワクワク感しかないのです。
なので文句なしの★5にしました。