他のレビューではブスレイヤーなんて蔑む方はいないと思うという方がいますが、誰の前にしても、そんな本音を漏らしたら「それなんてオヒレ？（苦笑）」な噂を流されるかもな訳で、その可能性を考慮したら、表に出さなくて当たり前です。
口に出さないだけでそう考える方もいます。中には気に入らない相手がいると、気に入らない相手を楽屋でハブにする人とかいたくらいです。レイヤーさんから地下ドル始めましたって人もいるわけですから、優劣の比較対象にレイヤーさんがいたとしても不自然ではないかと。その辺諸々込みで考えて、ライバル心がリアルだなぁと。
そんなこんなを考えつつ、なんとなく、主人公の気持ち、わかる気がします。
もちろん、上に上ってく方はそう言った事を思っても口にも態度にも行動にも出さない、もしくはそういうことを考えてなさそうな方が多い印象です。
作中の、アイドル仲間の子の皮肉満載な一言がまさに、「あー、いるいる！」て感じです。
ただ、この主人公は機転の利く彼氏さんがだったのがうらやましい限りです。まぁ、こんなウルトラＣ決められる人は現実にいないだろうなって意味では漫画だなぁと(笑)
まぁ、ここまで過敏なお客さん（彼氏さんではない）は珍しいと思いますが、そこは漫画ですしね。きょうび主婦ドルやママドル、アラフォーアイドルなんて、地下には溢れてますし(笑)
嫁にいき遅れすぎると、お客さんからすら「はよ嫁にいけ」とか言われるのが現実です←
お父さん・お母さんか←←
そう言った地下の裏を知っている、元地下ドルの私としても、漫画として楽しく読めました。
年齢の事を気にしたりとか、会社バレしたくないとか、派遣だったりとか、恋愛とか、地下ドルにかぎらず、レイヤーやレースクイーン、マジシャンなど観られる趣味を持つ人、人気商売をしている人なら必ずぶつかる問題･･･だと思います。
たぶん話の主軸はそこなので、そういう世界を知らない人には共感し辛いかもしれない。
そう言うものとして受けとれる人はそこそこ読めるかもしれません。
むしろそう言う世界を知った上で、漫画であることを理解し、「そうくるか！(笑)」と笑える人にはオススメです。
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