これまでゆっくりと築いてきた二人の関係、その根幹が揺らぐとても切ない擦れ違いのお話が、ゆっくりと丁寧に描かれていて、涙が溢れた場面もありました。今作も受け攻めどちらの心理描写もあるので、余計に切なさが強く感じられました。
エロ描写はシリーズの中では少ない方かもしれませんが、お話の内容が内容なので個人的には全く問題ありませんでした。修正は白抜きで最初に比べるとかなり良くなったように思います。
今作の擦れ違いを乗り越えた二人は、上辺ではなく心から結び付いた恋人同士になったように思います。ラブラブ度もメーターが振り切れている感じの上昇具合でで最高でした。続刊もとても楽しみです。