ネタバレ・感想あり妖精消失のレビュー

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世界観がのみこめなかった
ネタバレ
2025年8月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 177ページ。
妖精の世界から見たら「人間」が伝説上の存在、みたいな設定が面白そうで読んでみました。
サイエンスとファンタジーの混ざり具合が、自分には合いませんでした。
人の知恵である科学的な法則と、人智を超えた精霊の法則、どちらの法則も作者さんの中にはふんわりとしか存在していないように思います。「時間」の表現もこう……なんか私の考えている「時間」とは違う。
「フェアリウム」の仕組みも違和感があったり、「妖精との子供」のくだりも意味がわからない(それに加えて実際に産んだ奥さんに対して超失礼だと思う)。そして、妖精がコンピューターを自在に操っていたり何の説明もなく言葉が通じているのも、妖精界と人間界に基本接点が無いという設定からはどうにも呑み込めない……。
探査機「はやぶさ」擬人化漫画も巻末に収録されていますが、これも好きではなかったです。悪い意味で「フツウ」だと思いました。
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作家名: 安堂維子里
出版社: 徳間書店