登場人物がいきいきと描かれ、面白い作品であればあるほど、読後、その続きを想像するのが楽しいのですが、作者の氷室冴子さんは残念ながらお亡くなりになり、番外編も続編も、もう読むことは叶いません。
しかしご存命でもきっと、これ以上には書かれなかったかも。
瑠璃姫が瑠璃姫らしくあり、ジャパネスクがジャパネスクらしくあるためには、「ここまで」が最高であり限界なのでしょうね。
まだ二十歳前の、若く、一途で、愚かで、情が厚く、向こう見ずな、跳ね馬のような主人公の魅力たっぷりの、お話です。
1巻の、はじめの数話は本当にビックリするくらいテンポが早いですね!この物語初期の頃の瑠璃姫が本当に好きだったと、氷室さんがあとがきで書かれてますね。
大好きなシーンが幾つもあります。
また読み返してみます。