このレビューはネタバレを含みます▼
私好みの話ではなく、割引きの時に買って良かったと思った。
執事が中盤から父親の企業を手伝い、天才的な手腕を発揮するのですが、現実的に有り得ないという違和感を感じること以外は、家事が上手いこととか受けに対する依存性など、キャラ的に好きでしたが……受けである主人公に感情移入できなかったというか、ぶっちゃけ嫌いなキャラでした。
特に、執事の父親が出てきて「息子を返してほしい」と言ってきたとき、自分のところじゃなく父親の所の方が良いのだろうと自己完結し、執事君のことを愛していると言いながら、その父親が執事君を育児放棄していたこと知っている上に、その人間性を深く考えず、当人にも相談せず勝手に執事君の幸せを決めたり執事君の意思を無視してる。よくわからない。
そして極めつけは「執事君を愛してるからこそ」「執事君のためだ」、自分で執事の全てを勝手に決めたことに対し「執事君への愛」で済ませ他者の人生を勝手に決めたことに対する責任が皆無であることが、私には受付けられなかった。はじめはノンビリほわわんとしてて可愛い主だなぁと思っていたが、この時点で評価が反転した。そして最後は執事の意地のおかげで2人はくっつくのですが……最初のコスプレまでしか楽しく読めなかった。レビューというより、感想になってしまったが、万能執事✖︎ダメダメ主の組み合わせが好きな方なら読めると思います。
ちなみに夜の話はアッサリしています(笑)