ネタバレ・感想あり鏡の迷路のレビュー

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仕事あるある
ネタバレ
2024年1月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 医療の現場は特殊ですが、同僚や部下が自分は理解できていなかった、もしくは考えもつかなかったことをやってのけて屈辱を味わうという状況は理解できます。それが患者さんの今後に影響あることへの見逃しならば、誇りを持ち真摯に医師をされている方には相当なダメージでしょう。加えて自分と反対のタイプに看護師や患者さんが流れれば自己否定されたように感じ迷宮入してしまうのは当然。強気攻が打ちのめされ受に手をかけてしまいそうになりますが、受は逃げずにそれを受け止めます。そして攻を信じひたすら自分を取り戻すまで待つ。しんどい内容ですが、社会人あるあるで同様の経験ある人もいそうです。そんな時に優しくするのではなく、相手を信じて自力で這い上がるのを待つ内容がとても良かったです。ただやっぱり読んでてしんどかったので☆4つで。
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しんどくてちょっと流し読みしました
ネタバレ
2024年10月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 吉永先生に試練が訪れます。マジでガチの試練過ぎて、胸がキリキリと締め付けられ、途中からしんどくなってまともに取り合ってるとアカンなる…と思い、流し読みで読了です。このシリーズは2人の穏やかな一日みたいな、そういうのないみたいです。とにかく新しく補充されてきた春谷先生がバリバリの人で、吉永先生はどんどん居場所なくなって行くような、追い詰められていくサマがリアルすぎて、脱落しそうになりました。これ初出97年とかみたいなんで、相当古いんですけど、春原先生初期はこういう作品も書いてたんだなあという感想です。前の巻ではすごく頼りにされて、人気な先生という側面ばかりプッシュされていましたが、人生良い時もあればとことんまで落ち目になる時もあるよな、ということを噛み締める展開です。特に、看護婦からの嫌味というか、陰口がキツかった。だから女は嫌いなんだよ〜とゲンナリするよ。もちろん男社会だってネチネチして嫌〜な男いるだろうけど、自分自身女だから空気感というか、雰囲気がリアルに伝わってくるんだよね。BLでそこ読みたい感じじゃありませんでした。しかも、受けから回されてきた復権、自分の力不足によって春谷先生に回すことになったり、それによって余計病院の中で攻めの居場所がなくなったり、受けとの関係もドン底まで拗れて泣きたくなります。受けと副院長との関係もなんだか怪しく思えてきて、何もかも信じられなくなる攻め。最後には春谷先生とお互い認めあう関係に落ち着きますが、わたしは春谷先生自体もう苦手だ…本当にラストのラストまで攻めは苦しみ抜いておわります。カッコいい攻めはいません。とにかく闇の中で必死に手探りでもがいてる攻めの姿が続きます。しんどかった。
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作家名: 春原いずみ
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: オークラ出版