このレビューはネタバレを含みます▼
医療の現場は特殊ですが、同僚や部下が自分は理解できていなかった、もしくは考えもつかなかったことをやってのけて屈辱を味わうという状況は理解できます。それが患者さんの今後に影響あることへの見逃しならば、誇りを持ち真摯に医師をされている方には相当なダメージでしょう。加えて自分と反対のタイプに看護師や患者さんが流れれば自己否定されたように感じ迷宮入してしまうのは当然。強気攻が打ちのめされ受に手をかけてしまいそうになりますが、受は逃げずにそれを受け止めます。そして攻を信じひたすら自分を取り戻すまで待つ。しんどい内容ですが、社会人あるあるで同様の経験ある人もいそうです。そんな時に優しくするのではなく、相手を信じて自力で這い上がるのを待つ内容がとても良かったです。ただやっぱり読んでてしんどかったので☆4つで。