ネタバレ・感想ありいつわりの薔薇に抱かれのレビュー

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終わり方が見事すぎる
ネタバレ
2024年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ だいぶ前の作品だけど古臭さが全くなくて二人が立場を超えて惹かれ合う感じが見事に描かれててて感動!そして終盤の盛り上がりからの別離!それは別離ではないんだけど…攻めアレックスの香港に来てくれ、に対して簡単に高峰が「愛してる、全てを投げ打って着いていくぜ」ってならないのが素敵すぎた。これがBLのいいところさ。マフィアと警察官って禁断の恋という味わいもあり、攻めのお母さんを通して二人の心が通い合う様が見事に描かれていた。我再回来。素敵すぎる!!!
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余韻に浸るラストが好き
ネタバレ
2024年6月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 頭から離れないほど後ろ髪を引かれると言うか、余韻に苦味が残る着地が好きで今作もそんなラストが印象的でした。言うなれば2人のその後を読者側に想像させる、ハッピーエンドか否かの判断は読者側にお任せっていう‥
BLってメリバや悲恋が少ないので、こういうラストを迎えると私は断然悲恋一択に振り切って切なさに悶え勝手に胸を締め付けます。そして、そんなラストをも描いてしまう作者様の力量に感服するのです。

お話は香港マフィアと偽バトラーのロミジュリ系。マフィア絡みですがダークな場面はなく、2人の揺れ動く心情にフォーカスしているので読みやすいです。
お話の展開はなんとなく分かりますが、後半では受けの苦悶と攻めの包容力に身悶えし2人が過ごした最後の数時間は堪らない気持ちになりました。
薔薇が良いアクセントになっていてタイトルも秀逸、118pですが読み応えあります。「何日君再来」、いつまた来てくれるの。アレックスも高峰も何度となくこの言葉を思い浮かべるのでしょう。切ないお話でした。
大好きなロミジュリストーリー
ネタバレ
2023年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ やはり大好きでした、ロミジュリストーリー。マフィアのボスであるアレックスの行確のため潜入捜査をする高峰とそれをストーリー冒頭から知る読者。何も知らず高峰に心を奪われていくアレックスと同じく彼に惹かれて行く高峰。期間限定の蜜月であるがゆえ、期間満了を待たずに破綻するのではとハラハラ感に苛まれながら読み進めることになる。やはり破綻するもののお互いの気持ちに偽りは無い事を確認し合い、それでもいわゆる大円団ハッピーエンドとはならずに別れが訪れ…。ここでストーリーは終わりますが、きっとこの二人は今後も国境を超えて逢瀬を重ねて行けるのではないかという気持ちにさせられました。タイトルにもある薔薇が非常に効果的に表現されていました。是非たくさんの方に読んで頂きたい。
約束された破滅と禁断の恋
ネタバレ
2022年2月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ マフィアのボス×潜入捜査公安刑事という禁断の恋。お互いの正体を隠したまま、惹かれ合う二人。許されぬ恋、10日後には別れるしかない約束された破滅、すごく切ない!この二人の結末が気になって仕方なくて一気読みしました。
アレックスがすごく魅力的!巧みに高峰を誘うのがたまらないです。怒らせて、からかって、笑わせて、優しくして、歓ばせて。
高峰もそれ以上に可愛くて強くて魅力的!
素敵なカップリングに、身悶えしました!
作品紹介は読まずに、どうぞ…
ネタバレ
2021年7月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 八重澤高峰(たかね)とアレックス・ウォン。超高級ホテルのスィートルーム専属バトラーと中国人の富裕な美形実業家として出会った2人。気づいた時には、もう恋をしていた…。
読み始めて間もなく「ん?この人、本当にバトラー?」と違和感を感じます。何か言われるたびにいちいち驚いたり慌てたり、あまつさえ「は……?」なんて言い返したり …。そこに阿部佳さん*や新井直之さん**がいらしたら「あらあら」「おやおや」とたしなめられそうな素人くささ。
いったい、それはなぜなのか?その理由となっている事情(それぞれが負う背景) が、2人の物語をドラマチックに、かつ、やるせなくする所以となっています(ですから、作品紹介文でいきなり暴露されていることに驚愕。読まない方がいいです。これでは118ページしかないお話の少なくとも最初の16ページ、ことによっては丸ごと全部、読む楽しさを奪うようなもの。これを書くなら作品紹介文にも「ネタバレを含みます」表示をつけて欲しい…)。
こんな事情を抱えて人に恋をするとどんな気持ちがするものかとじっくり想像することで、その先の物語をより味わえることは間違いありません。
恋する人をただ見つめるだけでフワフワと浮き立つ心地がしたり、同じ空間にいるだけなのに幸せで胸がジンと熱くなったり、恋しい相手の元恋人の存在に心乱れたり、なのに相手の「好き」に「好き」と返せなくて苦悩したり……するだろうなぁと想像したり共感したりする楽しさを、英田先生の巧みな筆運びで存分に味わえます。先生お得意の「品があるのに、いやらしい」あのシーンもラストも堪能しました!
続きはいらない派です。ゲップが出るほど(失礼)満腹になるより腹八分目が好きなので。あぁ、妄想って楽しいなぁ。

*阿部佳さん:『わたしはコンシェルジュ』(講談社文庫)
**新井直之さん:『執事のダンドリ手帳』(クロスメディア・パブリッシング)
この2人ならこんなラストもいい
ネタバレ
2020年10月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 攻めは甘やかすのもで甘えるのも上手で真摯な人柄を伺わせる描写もあり、とても魅力的。受けは真面目で清廉な人柄。お互い身分を騙して恋に落ちます。母親の事で攻めの心を慰めようと掛けた、きれい事のような言葉が、そのまま2人の関係に。一庶民である母親と受けの、涙を流しながらも、慎ましく強くあろうとする生き方を美しいと感じました。ラストの空を見上げバラを抱いて泣いている姿が目に浮かび頭から離れません。中盤とラストのバラの花束がそれぞれ印象的で、心に残る一冊です。
エスに匹敵するロミジュリカップル
2020年2月16日
アレックス・ウォン(34歳香港マフィア)×八重澤高峰(27歳公安刑事)
118Pと短めながらも、関係性の変化も切なさもエロもギュギュッと濃縮されてて満足です。めちゃくちゃ情熱的に口説いてくるアレックスに、絆されない理由がない!青年実業家とバトラー、互いに身分を偽りながらも惹かれあう2人。偽りの関係から本物の愛情へ…切なく苦しい心情に胸が締めつけられます。
続きがみたい~♥️
2018年7月5日
渋い二人が、やっといい方向に行けそうですね。安心しました。離れてからの、ラブラブが見たいです。
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好きです!
2018年6月12日
英田サキ先生は大好きな作家さんですが、これも良かった(^^)すごく良かったです!ラブあり、切なさあり、涙あり。118pと短めなのによくまとまっていて、楽しめました。
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2015年7月24日
兎に角、読んでみてください。読後は、切ないだけではない、すがすがしささえ残ります。それは、絶妙な布石が、心地よい山場が、あったからだと思います。オススメです。
😍
ネタバレ
2021年4月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ これは、、続編を匂わせてのハッピーエンド?濃いサブキャラもなく、すごくすっきりと主役の二人に集中できてほど良くHで良かった。もし続編ができるならいちゃいちゃに甘くして欲しい。
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作家名: 英田サキ
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: リブレ