ネタバレ・感想あり貴公子の求婚のレビュー

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巧者と無垢者
ネタバレ
2024年5月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ シリーズ2作目。実親の親友と言える朝家が主人公。智に対する貪欲な欲。それだけでずっと生きてきた朝家が困窮を解消する為に妻を娶れと家人に言われる!という。なんとも情けない感じで始まるのですが、朝家だものね、仕方ないと思います。そう、要するにオタクなのですね。書物への愛で溢れる朝家は他のことを後回しにしすぎたことを後悔する、真面目な人です。色事なんて全くアウェイなのに頑張ろうとする姿に親のような気持ちになってしまった。手違いで訪れた家は、敵とも言えるお人の屋敷。それを知らない朝家。彼の人はあなたのことを知っているのに!!それはさておき。喰われちゃうのですよ。技量が違いすぎましたね。そんな2人、知的レベルが同じなので話は弾むし、なんだか楽しくて。恋の予感ですね。認めたくなくても、それぞれが抱く想いが、萌えます。身分を明かさない蘇芳の君ですが、牛蒡のようだ!と酷い言いようなのに牛蒡を愛でていくのが楽しそう!あるきっかけで身元がバレてしまうのですが。それぞれが相手を思い遣っていた事がわかるところが胸熱です。実親たちのことに驚いていたくせに、自分も不思議な奇縁に恵まれたというか…。巧者が純朴朝家に惚れてしまうのがいいです。
スピンオフ
2020年9月21日
姫君の輿入れに登場した友人メインのスピンオフ。前作とはまたテイストの違う面白さがあります。エロよりストーリーを推してる感じも雰囲気に合っていていいです。
でも左大臣家を右大臣家と書かれているところがあったので少し混乱しました。
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時の移り変わりと共に
ネタバレ
2020年6月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 辻を1本間違えたのか違う家に夜這いしてしまい、まんまと囚われて始まった関係から、逢瀬を重ねる毎に変化していく関係。ゆっくりじっくり育む恋心なのに、最初に名を伏せたせいで拗れ絡まる関係性。読んで楽しかったです。出来れば、その後の二人をもう少し読みたかったです。
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前作はまだ読んでいないのだけれど…
2018年5月15日
平安時代風と作者さんも後書きで書かれていましたが概ね時代背景があっているように思います。読んでいて雅な貴族が浮かびました。他の作品のスピンオフだそうですが何の違和感もなく入り込めて楽しかったです。何度も読み返せるぐらい味わい深いストーリーでした。
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低スペックは隠し味♦
2013年8月20日
この作品は「姫君の輿入れ」で出てくる脇役が主人公。
学者肌で書物が大好き、それ以外に無頓着な20代半ばの男。

現代風に言えば、「書物オタク」の変人です😊。


自分の出世とか、見てくれとかも気にしません。
屋敷の床が腐って穴だらけでも修理せずに書を買うし、服は古くても破れてなければOK!!……ってアンタ。。風流さや教養がものをいう平安時代で生き残る気ないだろっって感じです😓
じゃあっっ、すっごい容姿端麗なのか~?と思いきや、「(よく言って)十人並みの容姿」😔
。。
十人並みだけだったらまだ誤魔化せるか(?)って思えたけど、「いつも口が半開きで間抜けに見える」とか「牛蒡や人参」に例えられる受って、そうはいませんよねぇ…😓

でもホンワカ笑えるやり取りがあって、なんか楽しいんです‼
世間知らずだからこそ、なんの衒いもない素直で可愛い反応が、もう堪りません…。

相っっ当、大人の男としては大丈夫か!?って感じなんですが、そこがイイと言いますか…♦
そんな書物にしか関心がなかった変人が巻き起こす、恋のアレコレ。
そしてそれに振り回されまくる、女遊びにも飽いたという色男(笑)
いや~、ニヤニヤします。
別にコメディじゃないんですけど、前作から比べたら格段にコミカルで肩の力を抜いて楽しめます。

続編出ないかな~。
ラストに後日談の短編があるんですが、もっとやってくれていいのに~っていうくらい面白かったです。
そんな恋人以外に聞いちゃダメでしょ…、って「変人」を窘めたくなりました…(笑)
平安物
ネタバレ
2025年3月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 興味本位、暇潰し的なはじまりでしたが、ぱっとしないけど実直で真面目な受けにスパダリ的な攻めが惚れていく過程が良かったです!裏切られて弱っていく受けが可哀想だったので、もっと攻めざまぁがあっても良かったかなと思いました。
面白かった
ネタバレ
2018年7月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作を読んでなくても単体で読めました!いや、嵯峨野に二人もスターはおらんでしょ、と誰もが気づきそうなところを、気がつかない主人公のポヤヤン度が可愛くて将久のツボなのか…と。
何はともあれくっついて良かった(^^) お幸せに
おもしろかったです。
2016年1月15日
ただただ朴念仁の本好きがこんなに微笑ましいとは思いませんでした。純粋で本以外については無知っぽいところが可愛らしいです。「姫の輿入れ」という作品のスピンオフらしいですが、本編読んでなくても十分面白かったです。話のテンポも良いのでさくさく読めます。
平安風
ネタバレ
2021年4月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ あとがきに書かれているように、平安風と思って読めばそんなには違和感なく読めるのかなと思います。
最後攻めにはもう少し頑張って欲しかったかな。
出家するって聞くまで手紙一通で放置はちょっとね…。
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あと一押し欲しかった
2020年11月26日
終盤、出家すると言うところでもう少し掘り下げて二人の気持ちが見たかったような気がします。そこまで言わなきゃ攻めは会いにはこないし。なんだかんだ言っても結局は手紙1通で試して諦めてしまうのも微妙でした。そんなんじゃ受けは傷付いてそりゃ出家したくなっちゃうよねって感じです。
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平安貴族もの
2017年11月22日
書物にしか興味ない堅物天然受けと、教養、外見、能力全て兼ね備えた公達の攻めとのカップル。
純朴な受けは見た目は平凡だけど、応援したくなる可愛さでした。
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作家名: 和泉桂 / 佐々成美
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 大洋図書
雑誌: SHY NOVELS