リーマンもの読みたくて購入。エンジニアの長峰はバーで男に声を掛けられ気がつくとベッドにいて愕然とした矢先、その男・里見と出向先で再会する。今まで読んだ傾向からエッチ少なめスローペースなのを覚悟していたら意外にもこの作品はかなり濡れ場が多かった。ただその肝心のシーンがあまりにも抽象的過ぎて…。文章自体はとても好きな作家さんなのだけど、ここはもう少し具体的に描写してほしかったな。あとのっけから長峰があまりにクズ設定で好感が持てず、なのになぜこんなに里見に執着されて可愛がられてる?のか腑に落ちなくて。結局そこは読み終わってもよくわからなかった。でもリーマンと執着愛は好きだし文章も読みやすいのでモヤっとしつつもけっこう楽しく読んだ。