読了後は、外国映画3部作を見終わった後のようです。日本人が書いたとは思えないくらい、アメリカの雰囲気を感じるし、アメリカンジョークなどのセンスもすごい!!
1巻は刑務所内での話です。読んでいて「ショーシャンクの空に」という映画を思い出しました。刑務所内の雰囲気や匂いまで感じさせられ、作者さんの情景描写の巧さに脱帽。
ディックに惹かれていくユウト、二人がいつくっつくのか、ディックの秘めた裏の顔は何なのか、とドキドキとハラハラとトキメキで読むのが止まらなくなりました。脇キャラもすごく魅力的で、最後まで一気に読んでしまいました。
2,3巻では、刑務所から出てからユウトがディックを追う展開です。ディックの幸せ者を願うユウトの強い気持ちに感動。ユウトが絡むと特殊訓練で鍛えた鉄の理性も崩れてしまうディックが、すごくいいです!お互いの思いに涙する時もあり、最後はただただ感動するのみです。
脇キャラのロブがすごくイイヤツです!外伝ではロブにも幸せが訪れるようでそちらも楽しみ。
いつか、このシリーズのファンブックとか出ないかな…