1巻 同僚殺しの冤罪で刑務所行きになった麻/薬取締官のユウト。屈辱と絶望の中、テロリスト・コルブスを見つけることが監獄から出る唯一の手段。
ユウトの同室は、容姿端麗、ギャングも一目置くディック。クールかと思いきや優しかったり、結構思わせぶり。囚人仲間も色々登場。呑気な白人のマシュー。理知的なネイサン。イタリア系のミケーレ。ブラックのBB。メキシコ系のネト。
真面目で純粋すぎるユウトは案の定ひどい目に。BBとのシーンは辛い。犯人が100%悪いですが、もっと慎重かつ警戒していれば……。
お互い惹かれながら秘密も抱える二人。そしてコルブスの正体はあの人!
2巻 出所してコルブスを捕まえるため、FBI捜査官として働くユウト。ユウトの義兄・パコ、ネト、大学教授のロブが登場。ユウトとロブは調査中、コルブスに繋がる企業と接触に成功。しかしそこで別人に成りすますディックと再会!お互い曲げられない思いがあるディックとユウト。同時に惹かれる気持ちも抑えられない二人が切ない。
3巻 決定的証拠を掴んだユウトはコルブスと対峙。しかしそこに現れたディックが撃たれて負傷。どうもユウト邪魔している感?コルブスとの決着は割とあっさり終了。コルブスとディックは表裏一体の関係だと思いました。
二人とも不遇な生い立ち。それでもディックは愛する人たちと出会い、一方のコルブスは孤独なまま……。哀しい人でした。ラストはようやく!幸せになって良かったです。犬に好きな人の名前をつけるディックがかわいい。