このレビューはネタバレを含みます▼
時は幕末〜明治の混乱期。尊王か幕府かに揺れる武士の生き様や歴史上の人物を登場させたりとリアルな時代背景が描かれているので、BLとして読むより歴史ファンタジーとして読む方が合っていると感じました。
主人公は一磨と錦。念兄といった衆道文化が残る藩校で愛を確かめ合った2人ですが、ある機を境に突然2人の逢瀬が絶たれます。そこにはどんな理由があるのか、そしてお互いの想いは‥。2人の馴れ初めや不穏なタイトルの伏線回収など読み応えがありとても面白かったです。
登場人物も多彩で時代に翻弄されたストーリー展開が大変興味深く、サスペンス要素も相まって楽しく読めました。個人的には、一磨を信じてずっと寄り添ってくれた本郷が良かった。作者様買いですが、中でもこの作品は激推し。最高でした。