仁賀奈さん作品に出合ってから何作も続けて読んできましたが、ソーニャ文庫は初めてでした。
レビューを読んでいると、ソーニャ文庫は歪んだ愛の物語が多いようですね。
仁賀奈さんは他のレーベルでも歪んだヒーローばかり書かれておりますが、この作品も仁賀奈さんらしい腹黒執着系ヒーローでした。
けれど、いつもとどこか違うと感じてしばらく考察していたら、Hシーンの描写かもと思い至りました。
他のレーベルでの仁賀奈さん作品はヒロインの反応や喘ぎ声がAV風な印象なのですが、こちらは昔の時代の西洋が舞台のHシーンありの恋愛映画という雰囲気でした。
なので、非道なことをしているのにエロさは抑えられている感じで、個人的にはドキドキ感が物足りなかったです。
それから、こちらの姉sideだけだと終わりがスッキリしないので、一冊で完結とは言えない感じがマイナスポイントでした。