このレビューはネタバレを含みます▼
幼なじみの和也×将吾。和也への想いを秘め不特定多数に抱かれてきた将吾が、和也にその噂のことを聞かれ本当だと認めます。流れから和也に告白すると、他とは寝ないとの約束で和也とだけ関係を持つことに。けれど最中に和也から求められることはなく、恋人だかセ◯レだかわからぬまま二人は大学二年に。寝たことのある後輩が同じ大学に入り、心の寂しさに付け入られた将吾は再び関係を持ってしまい…。こう書くと受が非難されそうですが、攻が煮えきらず鈍感過ぎてこの作品に限っては受に同情します。ずっと好きだった攻が関係を持ってくれたはいいけど常に受が求めるばかり。最中も抱き返してくれることはなく好きだと言われることもなくで半年以上。それでも関係を続けてくれればいいと和也一筋の将吾が健気で切ないです。とはいえ後輩とはHしてしまうけどそれも心の虚ろにつけこまれたからこそ。それをきっかけに攻が覚醒していきますが、遅すぎる。遅すぎるよ和也…。クリスマス前にも将吾が先輩の鷹城と一緒にいるのを見て誤解しますが、その時も将吾が必死に弁明するだけでさほど嫉妬するでもなく。覚醒後はラブラブでほっとしましたが、あまりにも鈍感かつ身勝手な攻の方にイライラし受が可哀想でした。