題名通り、地獄の果てまで追いかけられます。女性恐怖症なのに妙にモテる真面目な主人公・祐一。一方の美形・牡丹こと深見。ハイスペックながら作者の攻なので、もちろん執着尽くし束縛系。犬っぽさはないかも。
お互い一目ぼれで一夜を共にする二人。祐一だけではなく深見も悪夢が絡んできて……。二人の過去が現在を蝕み始め、やがて飲み込んでいきます。どうなるのか読み進めましたが、ホラーな展開でした。
月子の嫉妬はあるにしても、千年に及ぶ妄想と狂気なんて怖すぎ。そして祐一は本当に深見でいいのか?と聞きたくなります。おまけに毎日悪夢を見ながら、何とか日常生活を送る祐一は、実はものすごく強いのでは……?
会社の後輩・美香のストーカーぶりも怖い。逆恨みする丹羽のクズ具合もひどい。最後に天罰くらったので良し。ヤバイ人たちの中で偏見もなく、いつもフォローしてくれる岩崎が良い人過ぎます。