ネタバレ・感想あり冷たい校舎の時は止まるのレビュー

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デビュー作にして名作
2025年4月8日
同じ作者の「名前探しの放課後」にあらすじは似ている気はするが、中身は全くの別物。
推理しながら読み進めていたけど、自分も頭が固いな!と思った。
とってもページ数は多いけど、あっという間に読み終わったし、いらない部分は見当たらないというくらい、それぞれが濃いものだった。
何回、泣きそうになったことか。
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ややホラーでは
ネタバレ
2025年3月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読んだのはかなり前ですがずっと記憶に残る作品です。読んだ当時は怖すぎて夜何かに怯えていました。閉じ込められた8人のそれぞれの過去が順番に本筋の話の合間に出てくるのですが、一人一人の話がボリュームがあるので長すぎると感じる人もいると思います。私は一人一人をよく知れたのでいい構成だと感じました。鷹野の過去に出てきたヒロくんの話が一番辛かったです。心中に巻き込まれたというのがあまりに悲しすぎて…。また春子の遺書を深月が破って捨てるシーンが衝撃的で印象に残っています。結局深月が自己保身に走ってしまったのが現実的で共感できました。漫画もあるのを最近知ったので機会があれば読みたいです。
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山梨県出身の推理小説作家の作品
ネタバレ
2023年8月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 僕は「エースをねらえ!」や「7つの黄金郷」の原作者の山本鈴美香先生が山梨県出身、つまり僕が大ファンでした山村美紗氏と同じ「盆地育ち」であると言う事実が異常なほど気になっていまして、Googleで「山梨県出身の推理小説作家」と言う文字を入力してこの「辻村深月」と言う推理小説作家の存在を知りました。また、彼女自身がこの推理小説の主人公になっているのが面白いですね。彼女が登校しました3学期末の高校が豪雪の影響で密室同然となり、その状況下で同級生の「角田春子」が自ら命を絶った事件が表面化すると言う、いかにも「学園ものの推理小説」と言う感じのあらすじでした。また、登場人物の一人の「桐野景子」が山村美紗氏の出身地の京都の大学へと進学したのも大変面白かったです。僕たち「山村美紗ファン」全員が思っている事ですが、日本人の「推理小説好き」と言う国民性にもかかわらず何故「推理ものの少女漫画」が「エースをねらえ!」や「ベルサイユのばら」みたいに大ヒットしないのかが不思議でたまりません。
明るい絶望
2023年5月8日
若い世代の心理描写が興味深いです。
特に、明るい絶望に関心を持って、一気に読んでしまった。
お勧めです。
不思議な話
ネタバレ
2016年12月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 雪の日8人の生徒が無人の校舎に閉じ込められるお話。途中からもしやと思いましたがやっぱりそうだったのかとすっきりの結末でした。もう一度読み返したくなるお話です。
デビュー作
2015年8月29日
メフィスト賞を取ったデビュー作。質・量ともにすごいですね。この年齢独特の心情がキャラクターごとにしっかり描かれてます。特に、「明るい絶望」が刺さったなぁ。
どうしても共感できない・・・
ネタバレ
2018年10月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ この人の暗めの作品好きなんだけど、これは共感できなかった。
死んだ子がすごくないがしろにされている感じがしてムカムカしてしまいました。
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無駄が多い
2020年4月14日
設定は面白いのですが、いくらなんでも冗長すぎでしょう。1文で片づくところにも、毎度3~4文は使うありさまで、無駄を省けば3分の1以下の長さになりそうです。登場人物の過去のエピソードが随所に出てきますが、展開がいちいち不自然で、人物像の掘り下げに失敗しています。漫画版ではことごとく、巧妙に修正されていて、ストーリーテラーとしての実力の差を感じました。
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