ネタバレ・感想ありレモンタルトのレビュー

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意地悪な義兄
ネタバレ
2023年1月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんだか煙に巻くようで、飄々とした印象のある義兄。今夜中にものにしろ、と、言ったものの一時間も早く帰ってきたのは、邪魔したかったからなんでしょう?怪我したことも心配して、休暇をとってくれたのに、素直にそう言いません。全部、わざとだと思います。いろいろと義弟のこと知っていて、あえて自由にさせているような。案外、勇気を出して気持ちを伝えたら二人は結ばれるのでは?でなければ、5年ものあいだこんな関係でいられないと思うのですが。いつだってピンチに現れる義兄。亡き妻の弟という役割はそろそろ形を変えてもいいはず。
作者買い
2022年7月12日
現実と夢の間を見ている様な気分になります。
長野まゆみさんらしさを感じる作品でした!
スパッと明確な話しでは無いのでもやもやする方もいるかもしれませんが、私はすごく面白かったです!
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主人公は奇抜?凡庸?
ネタバレ
2021年9月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一章ごとに殴られる主人公が淡々と日常を過ごす奇妙さがありました。
伏線かと思わす謎の人物も事件も回収は一切されないが、主人公がどういう思考回路をもった人間かを全編にわたって紹介されたような気分です。
主人公視点で心情が書かれてますが、理不尽な出来事に対しての潔さが主人公の育った環境も影響してるのかな?傘は何かを隠喩してるのかな?と想像が膨らみます。
好みが分かれる作品ですが、絶妙な人間関係が割とリアルで面白かったです。
不思議なお話
ネタバレ
2024年7月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一般小説でBLぽいものを読もうと思って「一般小説 BL」と検索して選んだ作品。
5篇からなる「私」と義兄のお話で、姉が亡くなったあと、玄関別の二世帯仕様ではありますが、義兄とひとつ屋根の下で「私」は暮らしています。
内容は不思議な感じ、ファンタジーというより白日夢のような、読み初めは、えっ、なんなん?って困惑しましたが、4篇目くらいから慣れました。「私」はやたらと殴られたり、怪我したりと災難に遭って、義兄はピンチに唐突に現れて「私」を助けて奇抜な推理を披露して、「私」の勤めている会社の上司も仕事内容も変わっていて、???なのですが、義兄がかっこいい人で32歳から上なのと「私」が相当な美形で27歳くらいで義兄のことを好きなのは読み取れて、ちょっといい感じに落ち着いてきたところで終わってしまったので続きがほしいです。不条理なところが結構あるのでそういうのを好む方にはよいのかなと思います。BL度は70くらいかなと思いました。
2012年10月(初出2009年10月) 総208p
読んで疲れました。
2022年4月14日
本の紹介だけ見てたら、義兄をずっと思い続けて主人公が一人で悶々とする切ない話なのかなと思っていましたが、読んだら思っていたものとは違っていました。
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姉の夫×弟
2022年4月4日
一体この作品はなんだろう…とりあえず義理兄が好きな主人公。
毎回殴られてちょっとした事件に巻き込まれる…巻き込まれに行ってる?
都合よく登場する義理兄。本当に素早く解決。早くくっついちゃえよと思いながらMやYの存在…なんなんだろう…なんなんだろう。
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作家名: 長野まゆみ
出版社: 講談社
雑誌: 講談社文庫