ネタバレ・感想ありインターセックスのレビュー

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続編
2025年2月7日
エンブリオ続編。
ミステリとして読むと物足りないかも。
前半で語られるISの人たちの悩みや葛藤は、そうでない人たちにも当てはまる部分もあり。
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ミステリーはおまけ
ネタバレ
2023年8月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題であるISとミステリーに関連性はありませんでした。
著者はISについて書きたかっただけで、ミステリーはおまけなのかなと感じました。
それでもここまで詳しくISについて書かれた作品は初めて読みました。それだけでも読む価値はあると思います。
ただ、少しISを神格化し過ぎなきらいがあります。主人公の秋野医師についても誰にでも愛されるという設定がまるで少女漫画のようで現実感がなく、どこにその様な魅力があるのかもう少し掘り下げて書いてほしかったです。

また、作品紹介に記述が無いため知らなかったのですがこの作品はエンブリオの続編らしいので、この後エンブリオを読んでみたいと思います。
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IS
2017年1月8日
序盤、帚木さん男性ですよね?と検索したくなるくらいびっくりしました。
男性がともすれば陥りやすい岸川医師の考え方を、客観的にとらえ、それを女性主人公の立場から明快に否定しているからです。
妊娠や出産に関してはさすがに「男性」としての限界が見えました。主人公の個人的事情があるにしても、これはないなぁ、と思ったのは事実です。
ただし、テーマであるISについては、帚木さんは非常に注意深く取り扱っており、好感がもてました。
結局何も問題を解決しないまま終わってしまい、それが推理小説としては致命的ですが、難しいテーマにじっくりと取り組んだ意欲作である点を私は評価します。
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作家名: 帚木蓬生
出版社: 集英社
雑誌: 集英社文庫