ネタバレ・感想ありアローのレビュー

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あー、しみじみといい
2024年4月6日
高校の同級生だった草と麦、名前も、突き詰めない考え方も似ている2人が、大人になってから再会するところから始まります。2人の共通の友人の金子が醸し出す、大雑把でいることのデリカシーさがすごく好きです。文の組み立て方、言葉選び、人物造形、どれをとっても一流の人だと感じます。苦しさや生き辛さは誰もがある程度もっているものですが、それらとどう折り合いをつけて生きてきたかを匂わせる草の言葉の数々に、麦と一緒に惹きつけられました。危なっかしいところで安定している草の魅力にやられます。女性の書き方もうまくて、金子の彼女も兄嫁もすてきです。ひとつひとつのエピソードがきらめいていて、生きるってそんなに悪くないかも、とラストで草のセリフにリンクして感じました。
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三浦しをんさんみたいな話
2023年5月19日
淡々と流れていくような二人の日常に熾火のような熱が混じる感じが、個人的に月魚を思い出させました
ラノベというより文芸のような作品で、もういっそそういうシーン割愛でも良かったんじゃないか‼︎ってくらい、きれいな作品でした!
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ほおずき
2019年8月31日
大きな事件はないものの、草と麦の心情変化を丁寧に綴った物語です。
二人とも過去に傷ついてます。草は兄を好きになってしまったが故に起きた出来事に、麦は色々と事情があり(ここは読んだ方がいい)嫁に出て行かれたことに。そんな二人が草の自宅兼バーの『底』で一緒に暮らす中で、惹かれあい過去を乗り越え心を癒していく話。
今の低エネルギーの草からは想像もできない、過去の突発的な行動には驚きました。本当は熱い情熱を秘めていた草が、ようやく底から這い上がってこれるようになったのは、麦のおかげ。二人を会わせてくれた金子にも感謝!底を抜け出した草は、なかなか可愛いです。
ほおずきの場面が、すごく色っぽくて好きです。あとがきに代えての、ショートストーリーの二人がすごく幸せそうで、良かったです!
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作者買いです
2022年5月3日
一穂先生の作品のファンですが、本作は他のレビューにもありましたが、セリフが分かりにくくてイマイチ感情移入出来なかったように感じます。それと、表紙絵と作風が合わなかったです。と言っても一穂作品なので面白かったです😊
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作者買い
2019年10月8日
一穂先生の作品あらかた購入してます。このお話も面白かったですが、残念な点もあったので☆4です。思考の移り変わり?が突然すぎて今どっちの言葉?考え?思い??と思う場面が多かったです。行間に一行スペース空けてくれたら読みやすかったのになーと思いました。電子書籍派なので実際の書籍はちゃんとしてるのかな?と思いながら読み進めました。内容に関しては言うことありません。
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ゆっくり紡がれる関係の話
2017年6月25日
主人公2人にはそれぞれ色々有ったけれど、物語は終始ゆったりゆっくり2人の関係を追っていく感じで、優しい読後感に包まれました。サブキャラの金子と歩美もすごくイイ、もう一つの優しい関係で素敵な2人。ボーイズのラブでは無いけどこの2人好きだわーと思いながら読みました。
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萌えました。
2016年12月30日
最初は、全然そんな感じじゃないのに、互いが特別で大切な相手にどんどんなっていくのですが、自然に伝わってくる描写がすごいと思います。ちょっとしたエピソードがつながって後々大きな意味を持ってくるんですよね。
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麦×草
2022年5月24日
あらすじでは、どちらが攻め受けなのか分からなかったので。草が右です。作者買いですがいまいち…受けのキャラがあまり好きでは無かったからか、のめり込むように読むことは無かったです。最初の、表面だけの淡々としたキャラだったら良かったのに、兄に酷い仕打ちをしておいて、わりと簡単に麦に乗り換えた恋愛脳的な受けが苦手でした。
作者買い
2022年2月18日
作者買いです。面白くなかった訳ではないのですが、なぜだろう、盛り上がりにかけた気がします。他の方のレビューにもありましたが、草と麦、どちらが話しているのかわからなくなることがありました。一穂先生の作品で少し読みにくいと感じたのははじめてです。
閉塞感が…
2020年1月25日
色んなことに目をつむって生きている主人公が、闖入者と心を通わせるお話。「良かったなー」と草と麦の二人を眺めつつ、一穂先生の作品の中ではイマイチ登場人物が好きになれず…。
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作者買い
2017年4月25日
惰性と諦めの中生きてきた二人のストーリー。










草と麦、どちらが受攻なのか本当にわからず、いざ本番でそっちか、と思いました。










二人ともしゃべり方?が同じで、会話中どちらがしゃべっているのか、わかりづらい事がありました。










個人的に萌えなかったので☆3つ。
結構読み飛ばした
ネタバレ
2024年5月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ メイン二人のエピソードより片方の義兄への片想いエピソードの方がメインエピソードっぽい。その片想いが身勝手だし義兄に迷惑をかけた割にあっさり心変わりした感がありあんまりキャラクターに好感持てなかった。
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作家名: 一穂ミチ / 金ひかる
ジャンル: ライトノベル BL小説