ネタバレ・感想ありそして殺人者は野に放たれるのレビュー

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まったく同感
2016年6月7日
国際基準だの、命の大切さだの、人権だの、あらゆる口実で死刑の廃止を訴える輩が後を絶たない。

しかし、それらの言い分は、見聞きをすればするほど「鹿を指して馬となす」ような内容だ。

おのれ自身の快楽や憂さ晴らし、あるいはカネの為に、罪のない人たちを殺害した残虐非道さは、「死刑は国家の殺人」と批判する以前の問題だ。たとえ犠牲者が一人しかいなかったり、加害者が未成年であったりしても、だ。

被害者によほどの原因があれば、情状酌量の余地がないわけでもない。しかし、そうでなければ、如何なる事情があろうと、罪のない人たちを一方的に貶め、命を奪って良い理由にはならない。

そして、懲役刑にとどまり、刑期を終えて社会に復帰したら、被害者の親族や関係者は余計に辛い思いをするだろう。

この本の中の主張は、まったく同感だ。
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偏見と無知と誤解もまた罪
2023年9月25日
憎しみのあまり現実を見ずに感情で無知と偏見と誤解から事件と犯人を自分の都合良い姿に決めつけて論じるなら、それは何の解決にもならず、却ってその背景にある社会の本質的な問題課題を歪めてしまうのでは!?。数十年以上前ならまだ分からないが。他で読んだある専門家の言では、精神鑑定は数ヶ月かけて本人と対し脳のMRIや関係者への聞き取りや様々な角度から「病気特有の症状」を探り出す作業だと読んだ。詐病はまず無理だと感じた。それに人間がもし病気のフリを本格的に演じてまるで実際の症状と同じ真似を数ヶ月も続けたら!元は健康な人間でもまともな神経のままで居られるか?いや多くの人間なら実際におかしくなりかけるだろう!そこまでして詐病のフリで逃れ様と可能だろうか?。それはともかく、犯罪としては無罪になっても決して自由に成る事は無く!!処置入院は10年以上のケースも多く30年しても入院が続く凶悪事件の加害者もある。つまりは刑務所で服役か、長期処置入院かの違いで!「野に放たれ」はしない※、また罪も症状も軽く退院が相当な患者でも問題行動の恐れがある患者は外出が制限される保護施設で過ごすケースもある。
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